2020/10/28追記: CDA-TEKからAFXモジュールが先行予約中です。
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こんにちは、これから海外のカメラニュースをこのブログでお届けして行きたいと思います。
今日は新しいオートフォーカスシステムに関する話です。(サンプル動画は一番下)
動画のオートフォーカスといえばソニーのαシステム採用のオンチップフェーズデティクトやキャノンのデュアルピクセルAFが当たり前の時代になりました。
一眼やミラーレスの被写界深度の浅い状態での動体撮影もかなりこなれたものとなり、動画撮影時のフォーカスに対する期待値も高まるばかりです。
ただ、残念ながら、ハイアマチュアやブロガー達がこぞって買っているPanasonicのGHシリーズやシネマチックなRaw映像を簡単に撮れるBlackmagic DesignのPocket Cinema Camera 4Kにはあまり高度な動画AF機能が備わっていません。
それでも別にマニュアルフォーカスするよん、って方にはこの記事はあまり面白くないかもしれないですね。
今回の記事では新しいオートフォーカスシステムとなりうるTime of Flight AF システムをEOSHDのアンドリュー レイドさんが紹介してますのでその記事をもとに作成しています。
元記事は
EXCLUSIVE: Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K gets Time of Flight Autofocus with Prototype add-on
Blackmagick Pocket Cinema Camera 4Kとは
【国内正規品】 Blackmagic Design シネマカメラ Pocket Cinema Camera 4K マイクロフォーサーズマウント 4K/60p収録 CINECAMPOCHDMFT4K
簡単に説明すると映画を撮影するデジタルカメラであり、特徴としては
- Rawコーデックというカラーグレーディングで圧倒的有利なフォーマットで撮影可能(この機能はプロ仕様の高級カメラでしか通常利用できない)
- コンパクトで持ち歩き便利
- マイクロフォーサーズセンサーのミラーレス仕様 (つまり、いろんな会社のレンズをアダプターを介して使用可能)
なんのこっちゃ? と思う方はこのように理解してください。
要するにプロ並みの画質で低予算映画を今すぐ撮りたければ一番安くて持ち運びしやすいのがこのカメラ
このカメラの良さはKobe-FInderさんが説明してくれてるので見てください。
もちろん大人気です。 しかし欠点が一つ…
Blackmagick Pocket Cinema Camera 4Kのオートフォーカス
動画撮影のオートフォーカスはコンティニュアス(連続的)であることが求められますが、このカメラのオートフォーカスはお世辞にも優れているとは言えません。
AF-Cトラッキングといって、コントラストの差を感知しながらフォーカスを合わせて行きますが、動画撮影時にあまり有効に機能しないことで知られています。
通常ならば映画撮影ではフォーカス専門の人がカメラにひっついて手動でフォーカスを合わせます。 なので、映画撮影ならそうすれば良いじゃん。 って思うと思うんですけど、
せっかく小さなカメラで映画を撮るのに、そんなにスタッフ雇えないですよね。このカメラを買ってる時点で、そこは考えてない方がほとんどだと思います。
さて、CDA-TEK のイアンさんがたった一人で開発したらしいのが
Time of Flight AF システム
イアンさんが開発したシステムは単純にBluetoothでカメラに接続し、センサーが被写体との距離を測り、その数値をレンズに伝達することでスムーズなオートフォーカスを実現しているのです。その時、カメラとレンズは元々備わっているAF-Cフォーカスシステムを無視する。 このシステムはクラウドファンディングにて開発され、発表される予定とのこと。
さて長々と文章を重ねてきましたが、下の動画を見てください。
ぜひご自身の目で確かめてください。
そして、現在Blackmagick Pocket Cinema Camera 4K対応予定のこのシステムが将来、現行のパナソニックのGHシリーズ、あるいはS1やS1Rにも対応する可能性があることをお知らせしておきます。
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH5 ボディ ブラック DC-GH5-K
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH5S ボディ ブラック DC-GH5S-K
パナソニック フルサイズ ミラーレス一眼カメラ ルミックス S1 ボディ 2420万画素 ブラック DC-S1-K
またパナソニック自身もこのテクノロジーを将来の自社製品に内蔵する可能性があると43Rumors にて報じられています。