まずは上の動画を再生して見てください。
はい、何が起こっているかというと、Wifi接続経由でキャノンのカメラをハッキングし、撮影した写真を暗号化して見れなくして、カメラ自体の操作もロックしてしまうという実験をしている映像になります。
Check Point Researchという会社がWIFI経由でコミュニケーションを取るDSLR(ミラーレスも含まれると思われる)のセキュリティが脆弱で簡単にシステムに介入することができると警笛を鳴らしています。(USB経由でも危ないとのこと)
最新のカメラは2つの情報転送機能であるPTP(ピクチャー トランスファー プロトコル)を搭載してます。
1つはUSB経由のPTP/USBでもう1つが無線(主にWifi経由)のPTP/IPになります。
USB経由だと、接続元コンピューターをハッキングする必要がありますが、Wifi経由だと、ダイレクトにカメラに働きかけることができるとの事です。
今回の実験では一眼で人気のキャノンの80Dをあえて選んだとの事です。 この機種はUSB、Wifi、またマジックランターンでもサポートされている事が選ばれた理由だそうです。
信じられないようですが、下記のシナリオが可能だそうです。
まずはハッカーが悪意を持ったWifiアクセスポイントを作り、Wifi対応カメラが自動的にそのアクセスポイントに接続するように仕向けます。
そして、ハッキングソフトをインストールさせ、写真を暗号化、カメラをロックし、解除するためにお金を要求する…
Check Point Researchは今年の3月にキャノンにWifi経由の情報転送のセキュリティの脆弱性を指摘したそうです。 その結果、キャノンはファームウェアのアップデートを随時行っており、最近では8月6日にアップデートを行っています。
また同時に下記のようなお知らせを出しています。