DVXUSER.comというフォーラムに寄せられていた投稿から
まずは下の動画の冒頭30秒を見てください。(それ以上は見なくて結構です)
いかがでしたか?
冒頭30秒以上見てしまった方はもうお分かりですね。
そうなんです。 大人気の5軸ギンバルのRonin-SとRonin-SCは
アプリ経由でモーションコントロール(トラックコントロール)機能を搭載しています。
この機能、まとめると
- 最大10箇所までカメラが撮影するポイントを登録できる
- 各ポイント間の移動にどれくらいの秒数が必要か設定できる
- 各ポイントでカメラが静止する時間を設定できる
つまり、1人で演技している時にカメラのパンやチルトが必要な場合もRoninがカメラマンの代わりになって勝手に動いてくれるという訳ですね。
(うーん、どうも文章にすると伝わりにくいですね。 僕の文章力の問題なのか、百聞は意見にしかずなのか…)
この動画、見ていてすごいのは、トラッキングもすごいんですけど、Sonyのα7シリーズのオートフォーカスの素早さ。
なので、モーションコントロール機能だけではこのシーンは撮れなかったのではないかと思います。 動画のオートフォーカスで言うとパナソニックや富士フィルムのカメラだとこうは行かなかったかも知れません。
はい、と言う事で、AIが人の職業をごっそり持って行く時代になると聞きましたが、カメラマンの皆さん、少しだけ、焦ったりしませんでしたか?
例えばですけど、将来はカメラとギンバルがセットになって発売され、カメラの方で被写体追尾を設定する事で、勝手にギンバルが追尾してくれるなんて事も夢ではなくなりそうですね。
と言う事で、Roninを持っている方々は是非、この機能、試して見てください。
ちなみに冒頭の動画ですが、5:30秒くらいのところでズームアウトとドリーインを使用した不思議なエフェクトを再現してます。 これは英語でVirtigo Effectと呼ばれています。
映画で言うとヒッチコック監督のVirtigo(邦題:めまい)で多用され、マーティンスコセッシ監督のグッドフェローズでも使われています。
動画ではRonin用フォローフォーカスシステムをレンズのズーム部分に取り付けてパワーズームにする事で、この効果を簡単に再現できると語ってますね。
プロカメラマンは当分必要でしょうが、プロカメラマンが今まで苦労して取り入れていた撮影手法がアマチュアでも結構簡単に出来てしまう世の中になっていますね。