NofilmschoolとCanonwatchがC500 Mark IIの発表に関する記事を載せています。
両記事の情報で欠けているところを補填しながらお伝えしていきたいと思います。
目次
2019年9月5日、ロンドンにて次世代のCinema EOSシステム カメラとしてEOS C500 Mark IIが発表されました。
このカメラは予想された通り、5.9Kフルフレームカメラとして登場しました。
主なスペック
- DIGIC DV 7プロセッサー
- C700と同じセンサー搭載
- 5.9K カメラ内RAW Light記録可能
- 4K 4:2:2 10ビット XF-AVC録画可能 (5.9Kセンサーからオーバーサンプリング)
- デュアル CFexpress cardに同時記録可能
- モジュラーデザインでコンパクトなデザインを実現 (本体重量 1.75kg)
- 15ストップのダイナミックレンジ
- 記録データレート 810MB/秒 (XFAVC 4K 60P/UHD)
- EFマウントとPLマウントレンズに対応
- デュアルピクセルCMOSによるオートフォーカスとタッチオートフォーカス、顔認識オートフォーカス対応
- Canon Log 2と3ガンマに対応
- HDRには更にPQ/HLGモードで対応
- XLR音声4チャンネル同時録音(付属のEU-V2が必要)
- ユーザーLUTに対応し、ユーザーがカスタム設定したLUTに対応、現場にて色彩再現可能
- Canon Cinema RAW Lighit (C200と一緒)対応で通常RAWの1/5のファイルサイズでグレーディング時は非圧縮RAWと同等のパフォーマンス
- 2K撮影では60Pと120Pを実現
- モーター式フルフレームNDフィルタ内蔵(2、4、6、8、10ストップまで)
- 12G-SDI出力によって4K 50P/60P出力をケーブル一本で外部録画可能
- HDMI出力からも4K 50P/60Pの出力可能
- 最高5軸ボディ内手ぶれ補正に対応(ただし、二軸はレンズのISから残りの3軸は※電子式手ぶれ補正)
撮影時のデータレートサンプル
- RAW 5.9 : 2.1GBps
- RAW 4K 1GBps
- RAW 2K 250MBps
- XFAVC 4K 60P/UHD 810MBps
- XFAVC 30P以下の場合 410MBps
- XFAVC 2K 60P以上の場合 310MBps
- XFAVC 2K 30P以下の場合 160MBps
他、値段、発売時期、特筆すべき点
ユーザーがメーカーのサービスに出す事なく自分でレンズマウントを変えることができる。(EF、PL、EFシネマロッキングマウント、その他)
- モジュラーデザインのため、ユーザーが13以上のアクセサリや3つのカメラモジュールを使って自由にカスタマイズ可能
- 価格は$15,999 (180万円くらい?)
- 12月発売、アメリカではAdoramaで予約受付中 日本でも予約できるようになると予想
値段は比較的安いのですが、上記のようにリグアップした場合はまあ、それなりの値段に落ち着くことになりそうです。ボディのみのC200が60万円程で購入できるので、その3倍の値段になると言うことですね。 5.9Kセンサーは2年半前に発売されたC700の5.9Kのもので、C700のボディの値段が400万円くらいな事を考えると、まあ、妥当な値段かもしれません。 まだ、実機でのレビューがないので、今後、実際の画質と実力を検証していきたいですね。
※5軸手ぶれ補正でが、NofilmschoolとCanonwatchでは見解が異なり、前者ではセンサーシフト式手ぶれ補正のような記述になってますが、後者でははっきりと電子式手振れ補正と述べてますので、後者の記述を掲載してます。