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オリンパスがイメージング部門売却… 次はどのメーカー?

カメラ業界を驚かせた出来事が起こった。

そう、あのオリンパスがイメージング事業を売却したのである。

マイクロフォーサーズ マウントをPanasonicと一緒に盛り上げてきた会社がまさかの撤退となったことはカメラ業界の業績が年々悪化していることの象徴のように思える。

 

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オリンパスといえば、OM-D EM-5の発売から素晴らしいボディ内手ぶれ補正をカメラにいち早く搭載し、動画撮影時の手振れ補正の概念を変えた。 E-M1シリーズは堅牢なボディとフェーズディてクション オートフォーカス、防塵防滴機能、OM-Logなどを搭載して動画性能の向上が期待されていた事も付け加えたい。

 

海外のフォーラムでは一斉にオリンパスのカメラ業界からの撤退を惜しむ声と、それと同時になぜPentaxがこの厳しい経済状況の中でも潰れないでいるのかに関して、不思議がる声がたくさん上がっている。

 

一方、Sonyalpharumorsは「次に潰れる(カメラ産業撤退する)会社はどこだ」という見出しで6/25の朝からアンケートを実施している。

 

既に5400人近くがアンケートに参加しており、今現在の投票結果は下記の通り

正直、SonyCanonNikonの三強の中ではNikonが一番脆い状態にあるのかもしれない。 最近はZマウントレンズにもかなり力を注いでいるので頑張りを期待したい。PanasonicはS1シリーズからマイクロフォーサーズへの100%全力投球な姿勢を変えているが、Sonyと同じで他分野で事業展開を幅広く行っているため、持久力はあると個人的には見ている。 

 

ただし、Sonyはドライな部分があり、一旦業績が悪化したら急にスチルカメラ業界から手を引く可能性もある。(もちろん、業務用/放送用カメラ機器では鉄板で生き残るのだろうし、センサー部門では引き続きiPhoneなどにセンサーを供給していくだろう)

 

Canonに関しては、カメラ事業がメイン事業となるため、意地でも生き残る気概を持って欲しいものだ。

 

iPhoneが世に出て10年以上が経過し、いわゆるコンデジ(コンパクト デジタルカメラ)は絶滅に等しい状況である。

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iPhone 11 Pro

 

現在、大判センサーの表現力という唯一の武器を持って生き残っているミラーレス/一眼レフ業界であるが、いわゆるコンピュテーショナル フォトグラフィーと呼ばれるコンピューターのプロセッシングパワーとAIを駆使した写真を表現する分野、ユーザーインターフェイス、ワイヤレス コネクティビティ(いわゆるネット接続性能)ではスマホに完全に遅れをとっている。

 

大判センサーの優位性が崩れた時に雪崩式に各社が業績悪化→カメラ部門撤退あるいは倒産というシナリオも長期スパンで考えるとあり得なくもない話かもしれない。

 

将来を注視して見ていきたい。