今回の記事のソースはまたEOSHDになります。 アンドリューさん、本当にR5に関して怒ってますね。 今回はカメラテストに関しては評判高く、Youtuberの中でもかなり真摯で率直な意見をメーカーに遠慮なく述べることで有名なGerald Undoneさんのコメントを引用して持論を展開しています。
まずは上の写真のTwitterのコメントを簡易的に訳してみますね。
また一つ、R5に関する悪いニュースがある。写真を撮影している一分一秒の間もHQ ビデオ(オーバーサンプルされた4K/30Pや60P)を撮影する時間を短縮する要因になりうるということだ。 今日、摂氏30°の気候の中、1時間ほどの写真撮影を行った後、ビデオモードに切り替えたところオーバーヒートのサインが出てビデオ撮影可能時間は0分だと表示された。
さて、このTweetを受けてEOSHDのアンドリューさんの火山がまた大噴火してしまいました。
この事例は今まで報告されてきた中でも新しい部類の事例で、8KやオーバーサンプルされたHQ4Kを1フレームも録画していなかったとしても、カメラは既にオーバーヒート状態になりうる事を証明している。 このたった一件の事例だけを見ても、このカメラがいかにプロフェッショナルな仕事を全うするためにはあまりにも未熟かということがわかると思う。
ライブビューモードをアクティブにしているだけでも簡単にオーバーヒートする事に関しても触れていて、このように続けます。
もちろん、このカメラがハイエンドのスマートフォンのように パッシブ コッパー ヒートシンクのデザインを内部に採用していればこんな悲劇は起こらなかったはずである。高速のCPUを搭載したほぼ全ての小型エレクトロニックデバイスはこのような機構を標準仕様で施すこととなっている。 Xiaomi Mi 10 Proは8Kの動画を撮影できるが内部にパッシブ コッパー ヒートシンク機構を施している。薄っぺらいスマホでさえ、しっかりと放熱処理を施せるのにレンガのように分厚いR5にはその機構は採用されなかった。
上の写真はフォロワーからの質問にGerald Undoneが答えている様子です。 簡単に訳しますね。
質問者
これらの質問に答えてくれ。
1 カメラは1時間の撮影中、ずーっと電源はオンにした状態だったのか?
2 写真撮影はどのようなスタイルで行われたのか?(連写や高速連写を多用したりしたのか?)
3 オーバーヒートの表示が出た後に写真撮影は可能だったのか?
Gerald Undoneの回答
1 答えはイェスだ。ただし、ライブビュースクリーンは1分後に自動的にオフになるように設定していた。
2シングルショットの撮影スタイルで、合計で30〜40枚の写真撮影にとどめている
3 答えはイェスだ。 写真撮影に関しては問題なく続けることができる。そして低クオリティの4Kビデオやクロップモードのビデオ撮影は可能だった。 しかし8K、4KHQ、そして4K/60Pは撮影不可能だった。
アンドリューさんは続けます。
キャノンが公式に発表している放熱機構を搭載しなかった理由というのは真っ赤な嘘に違いない。(キャノン側の理由はボディをコンパクトにまとめ、防塵防滴にするために、そのような機構を採用できなかったというもの)
中略
DIGIC Xによる発熱がそこまで酷いのならば、解決策としてはより柔軟性のある回路設計をするべきであった。
中略
もし、自分がハイクオリティなオーバーサンプルされた4Kを録画できると宣伝文句で謳っているカメラを購入したならば、そのカメラは真夏の空の下でも快適に使えるべきである。(言い換えれば、真夏を通常の状態ではないとするのは異常である)
オーバーヒートした状況下で撮影できる低クオリティの4K動画の画質は2015年に発売されたSony α7RIIの画質と同程度だとも付け加えています。(理論上は高画素センサーからピクセルビニングした画質ということで納得はいきます)
カメラは$4000で前につけるレンズは$2500くらいになる。 このような高額な機材を持ってして、30枚ほどの写真を撮影した後に高画質でのビデオ録画が出来ないとカメラの機嫌次第で言われてしまっては困ると続けています。
ちなみにTiltaからクーリングファンが搭載されたケージが発売される模様です。
今のところ、このファンに関しての海外ユーザーからの視点は冷淡で、防塵防滴の堅牢なボディはちょっとファンを外で回したくらいではあまり効果がないのでは? との見方が大半となっておりますが、もし、このファンが効果ありなのなら、大ヒット間違いなしですね。
いや、効果ありなら、僕もR5欲しくなりそうです。