前回の記事でα7sIIIのプレス・テキストキットの情報をお伝えしました。
今回はこのブログの読者のデジカメウォッチャーさんが教えてくれたリンクからアメリカの有名な老舗カメラ機材ディーラー B&Hがレビューしたα7sIIIの動画がありますので、その動画の中で紹介されている機能に関してお伝えしたいと思います。
動画の画質はこちらを参照ください。
目次
- 冒頭 簡単なまとめ
- 内部構造の紹介 1:00秒あたりから
- 静止画機能の紹介1:42秒あたりから
- 動画性能の紹介:2:07秒あたりから
- 解像度、フレームレート、コーデック: 2:12秒あたりから
- Log撮影、ハイスピード撮影:4:03秒あたりから
- オートフォーカス、カラーサイエンス:4:52秒あたりから
- 外部出力、16ビット記録について:5:54秒あたりから
- 録画時間制限、オーバーヒート:6:20秒あたりから
- ダイナミックレンジ、高感度特性:6:40秒あたりから
- オートフォーカス Part2: 8:25秒あたりから
- 手振れ補正 スタビライゼーション: 9:53秒あたりから
- 写真撮影時に関して: 10:42秒あたりから
- メニューについて: 11:38秒あたりから
- ボディの外観: 12:13秒あたりから
- LCD、EVF: 13:15秒あたりから
- ボタンレイアウト: 13:54秒あたりから
- I/Oポート: 14:23秒あたりから
- ソニーから発売予定のメディア: 15:04秒あたりから
冒頭 簡単なまとめ
何年もの時を経て、ついにα7sIIIが登場した。このカメラはあなたが望んでいるほとんど全ての機能を詰め込んでいる。
- 4K 120Pビデオ
- 10ビット 4:2:2カラー
- バリアングルLCDスクリーン
- 高速PDAFオートフォーカス
- 今までのα7sシリーズの高感度特性をさらに高めた低ノイズ映像の実現
- カラー、ディティール、美しいスローモーション、早く動く被写体に対するAFトラッキング等、望むものは全て詰め込まれている
内部構造の紹介 1:00秒あたりから
- α7sIIIの全ての機能はリデザインされた。センサーの解像度は12メガピクセルと若干低めだがそのおかげで恐ろしいほどの高感度特性を発揮することができる
- ボディの中には新しい裏面照射型Exmor R CMOSセンサーが搭載されている この結果リードアウトスピードは従来の機種の2倍を実現している
- センサー情報は前機種の8倍のスピードにもなる高速のBIONZ-XRプロセッサーによって処理される この結果、ローリングシャッターはほとんど皆無に等しい
静止画機能の紹介1:42秒あたりから
動画性能の紹介:2:07秒あたりから
解像度、フレームレート、コーデック: 2:12秒あたりから
- 最高解像度は4Kにとどまるが、昨今の使用用途として充分に高解像度である
- 全ての解像度とフレームレートで10ビット 4:2:2の記録が可能である 先代の8ビット記録に比べるとカラーグレーディングで受ける恩恵は大きい
- 新しいメニューからは全てのコーデックに簡単にアクセスできる
- 新しい記録フォーマットとしてXAVC HSを用意、半分のビットレートでほぼ同程度の画質での記録が可能 (記録メディアのサイズが小さかったり、スピードが遅かったりするときにおすすめである)
- スタンダードのXAVC S HD(インターフレーム記録)に加えてXAVC S-I というイントラフレームコーデックも用意されている (ビットレートは600MbになるためV90 SDXCカードかCF Express タイプAカードが必要になる)
- ムービーモードのメニュー設定はとてもシンプルでフレームレートの設定とビット深度の設定だけ (どこそこのカメラのように、このフレームレートはこのビット深度で記録といった縛りは一切なし)
Log撮影、ハイスピード撮影:4:03秒あたりから
- Log撮影、10ビット記録でハイライトのバンディングもコントロール可能
- 4K/120P ハイスピード撮影を通常撮影しオーディオ記録も可能
- HFRビデオモード (S&Q設定)にて最初からスローモーションとして撮影することも可能
- 繰り返すようだが、スローモーションモードは全てのビット深度、ビットレートで記録可能 (つまり4K/120Pもイントラフレームで10ビット 4:2:2で撮影可能)ピクセルビニングは一切なし
オートフォーカス、カラーサイエンス:4:52秒あたりから
- タッチスクリーンをタッチ操作しながらのオートフォーカスはとてもレスポンスが良い
- 繰り返すようだが、全てのフレームレートで素晴らしいオートフォーカスが利用可能
- 動画の色彩はポップでナチュラルである この色彩はFX9やVENICEといったハイエンドカメラとマッチするようになっている (つまりS-Cinetoneが搭載されたということ)
- もちろん刷新された10種類のクリエイティブルック(ピクチャプロファイル)を利用して色々なカラートーンを試すことができる
- α7sシリーズでは初となるハイブリッドログガンマでの撮影が可能 10ビット 4:2:2でのグレーディング可能なハイクオリティHDR撮影可能ということになる
外部出力、16ビット記録について:5:54秒あたりから
- フルサイズHDMIポート経由で16ビットRAW信号を出力可能
- 外部出力記録時、同時にデュアルカードスロットに内部記録も可能
- 残念ながら、現在(HDMI経由の)16ビットRAW記録できるレコーダーが存在しないので今回はテストできなかった
録画時間制限、オーバーヒート:6:20秒あたりから
- 録画時間制限はなし 一切なし
- テスト撮影ではオーバーヒートは一回も起きなかった(撮影時の天候は蒸し暑く、晴天であったにもかかわらず)
- パッシブヒート マネージングシステムはとても効率よく作動しているようだ
ダイナミックレンジ、高感度特性:6:40秒あたりから
- ハイライト ロールオフは素晴らしい
- ハイライト リカバリーもかなりの範囲で期待できる、特にRAW撮影時は
- シャドーの描写もとてもクリーンである
- ISOをマックスの409600まで使用してみたが、高感度特性は素晴らしくα7sIIから飛躍したと言える
オートフォーカス Part2: 8:25秒あたりから
- 759 PDAFポイントと425コントラストAFポイントが用意されている
- フォーカスエリアは画面の92%をカバーしている
- リアルタイム瞳AFは人間と動物の両方に対応
手振れ補正 スタビライゼーション: 9:53秒あたりから
- IBISは5.5ストップまで実装
- 動画撮影時はイメージスタビライゼーション アクティブモードが用意されている このモードを使うときは10パーセントのクロップが適用される (4Kモードは維持しながらさらに強力な手振れ補正を実現)
- SonyのZV-1に搭載されたものとほぼ同じ機能だと思って良い
写真撮影時に関して: 10:42秒あたりから
メニューについて: 11:38秒あたりから
- 簡素化され、分かりやすくなったメニューシステム
- タッチスクリーンから直接、直感的な操作が可能
ボディの外観: 12:13秒あたりから
LCD、EVF: 13:15秒あたりから
- 9.44ミリオンドットのOLEDビューファインダーを搭載、視野率は0.9xとなりメガネをかけた場合でも鮮明に映像の全体像を把握できる仕様になっている
- まるで自分の目がフレームのすぐ後ろにあるという錯覚を覚える(こればかりは体験しないと説明できませんね)
- フリップアウトLCDスクリーンはバリアングルである
ボタンレイアウト: 13:54秒あたりから
I/Oポート: 14:23秒あたりから
ソニーから発売予定のメディア: 15:04秒あたりから
- CEA-G CFExpress Tye-A カードは80GBと160GBモードの二種類が発売予定
- 読み込みスピードは800MB/秒
- 書き込みスピードは700MB/秒
- MRW-G2 カードリーダーも発売予定 CFExpress Type-Aカード専用読み取り機
- 他にもXLR-K3M XLR Adapterによる4チャンネル 24ビットバランス音声入力可能
最後に一言だけ、Philip Bloomさんがα7sIIIで撮影した動画を早速アップしています。よろしければ下のリンクから見てください。