もうあれから6年もの月日が経つのかと思うと感慨深いです。
そう、初代α7sが発売された時、その高感度性能に度肝を抜かれて、それ以来、実際に購入するまで2年間、僕の脳みその片隅には常にα7sへの憧れと、嫉妬とが入れ混じった感情がくすぶっていたような気がします。
嫉妬、と書きましたが、その年僕が買ったのはα7sではなく、「世界で初めてミラーレスで4Kが撮れる」という宣伝文句で派手にデビューしたPanasonicのGH4だったから、後出しジャンケンのように外部記録で4K撮影可能を謳い文句でやってきたα7sにはそのような感情が芽生えるのも無理のないことなのかもしれません。
「GH4の方が絶対上なんだ…」
よくわからない僕の意地を完膚なきまでに叩きのめしてくれたのが、Philip Bloomさんが撮影した動画「Now I See」でした。
そこにはまるで昼のように描かれた夜の世界がありました。
「なんだこりゃ」
たった五分の動画を見終わった後に、僕はすっかりα7sのファンになってしまっていた自分の気持ちに気づいたのです。(誤解しないでください。GH4は名機です)
そして時が経ち、Philip BloomさんはSonyから正式にα7sIIIのプロモのために「Now I See Part2」を作ってくれと依頼を受けたのでした。
6年前のあの時感じた、なんとも言えない気持ち、GH4はもう持ってないけど、やっぱりちょっぴり悔しくて、そして、見終わった瞬間にはα7sIIIのファンになっている自分がいました。
ちなみにPhilipさんはAtomosのためにもプロモビデオを撮影しています。
こちらはNinja Vとのコラボでどのような映像が撮れるのかをテストしたみたいです。
Philipさんはカメラレビューアーの元祖とも言える人です。
この人のレビューはなぜか2時間くらい長くて、必ず猫が出てきて(しかもたまに16匹くらい出てきて)にもかかわらず、あっという間に見終わってしまう面白さを持っています。
彼のα7sIIIのレビューが明日には見れそうです。
2時間、僕は片手にポテトチップ、もう片方の手にはコーラを持ちながら、座り心地の良いソファに座ってくつろぎながら鑑賞したいと思います。
何か、面白い発見があったら報告しますね。