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さて、Sony α7S IIIの予約が始まって10日ほどが経過していますが、皆さんはもう注文したでしょうか? Sony曰く、注文が殺到していて、デマンドに対応するために大忙しだそうです。
僕も8月4日の朝10時に荻窪のカメラのサクラヤで予約を入れた後、Sony Storeのウェブサイトでも予約したのですが、とにかく回線が混雑していたみたいで、決済のページにつながりませんでした。ようやく購入ページから購入確定したのは10時20分くらいだったと思います。
結果、Sony Store新規会員特典の10パーセント割引クーポンを使用し、3年ワイドの保証をつけて42万5千円ほどで予約ができました。サクラヤさんより1万円ほど安かったのでこちらで決済をしました。
安く購入できた事で嬉しがっていたのも束の間、価格コムの口コミでメルカリやヤフオクで売っているソニーの株主優待券を使った場合、15パーセントの割引ができるというのを後で知りました。 10パーセントでうれしがっていた自分がとても可哀想。
なので、これから予約する方は是非、株主特典を買って予約してください。 安くなるはずです。
これを使えば、税抜き409,000円の値段がが347,650円になるということなのですね。アクセサリーやレンズもこみで購入したと考えると割引率は半端ないものになりますね。
目次
- α7S IIIはデュアルカードスロットに対応している
- α7S IIIの書き出しフォーマットの99%はSDカードで事足りる
- デュアルカード記録はSDとCFexpressでも可能
- カードの選択肢 CFexpress Type Aカード
- カードの選択肢 SDカード
- SDカード 選択肢1 Lexar 128GB UHS-II V90
- SDカード 選択肢2 PROGRADE 256GB UHS-II V90
- SDカード用カードリーダーはどうする?
- メモリカードはどこで買うかも重要
- 買ったら必ずスピードテストを行おう
さて、本題に入ります。
α7S IIIで動画撮影する時に必要になるであろう高速SDカードやCFexpress Type Aカードの情報を上の動画のMatt Johnsonさんが詳しくまとめてますので、共有したいと思います。
どのカードを購入するかはとても重要で、特に4K 120P撮影を多用する場合にはカードの選択肢というのは限られてくる可能性があります。
α7S IIIはデュアルカードスロットに対応している
デュアルカードスロットを搭載している利点は以下の二点だと言えるでしょう。
- 二枚のカードに同時記録ができるため、カードの書き込みエラーが起こった時などの不慮の事態に対応できます。また、同じ情報が記録されたカードを編集者とVFX技術者に渡して管理するなど、撮影後のプロセスの幅が増えます。
- 1枚目のカードが一杯になったら次のカードに自動的に録画するようにリレー記録の設定をする事で、一度の撮影でカードの抜き差しの回数を減らすことができます。
Matt Johnsonさんはこう述べています。
当然の如く、カードを二枚用意する必要があるから、経費も嵩むかも知れない。でも私のようにウェディング ビデオグラフィーを専門に仕事をしている人間にとって、万が一のカード情報の損失という事態を最小限に食い止めることができるのはとてもありがたい事だ。
今回のデュアルカードスロットで、二枚のカードをどのように用意するか、ですが三つのバリエーションがあります。
- 二枚ともSDカードで記録
- 二枚ともCFexpressカードで記録
- 一枚はSDカード、もう一枚はCFexpressカードで記録
なぜSonyは今回、このように、メモリーカードの選択の幅を広げて提供したのでしょうか?
それはもちろん、4K 120PやHD 240Pのようなハイビットレートの動画を記録するためには、SDカードの記録速度に限界があるためでしょう。
α7S IIIの書き出しフォーマットの99%はSDカードで事足りる
さて、CFexpressカードも挿入可能なSDカードスロットを装備したα7S IIIですが、24Pから120Pまでを三つの記録コーデックで撮影可能で、その時の記録ビットレートというのはそれぞれ異なります。 しかし、4K 120Pを含めて、ほとんどの記録ビットレートはSDカードで事足りる事になります。
CFexpressが絶対に必要になるモードは
Matt Johnsonさんはこう述べています。
この記録モードで録画した場合、膨大なファイル容量になってしまうことは覚悟しておく必要がある。しかし、どうしても最高画質で4K 120Pを撮影したいということならば選択肢はただ一つ、CFexpressカードを購入することだ。
デュアルカード記録はSDとCFexpressでも可能
もう一つ、覚えていて欲しいのはSDカードを一つのスロットに、そしてもう一つのスロットにCFexpressカードを挿入していても両カードに同時に録画記録できることだ。 一点だけ、この場合は記録スピードの遅いカードに記録スピードを合わせての同時記録となる。つまり、SDカードとCFexpressカードを混合して挿入し使用した場合に4K 120P XAVC S-Iモードの同時記録はできない
カードの選択肢 CFexpress Type Aカード
この件に関してはとてもシンプルで選択肢自体がありません。
なぜなら、このフォーマットのカードを作るのはSonyが最初で、Sony純正のカード以外に選択肢はないからです。(2020年8/12日時点の話です。もちろん、今後、他のメーカーからもこのタイプのカードは発売される事になるでしょう)
80GBタイプと160GBタイプの二種類あるが、両方とも読み込み、書き出しスピードは一緒である。どっちを買ったほうがいいかって?
このカードを買うたった一つの理由が4K 120P XAVC S-Iモードを使うためなのだから、買うなら160GBをお勧めするよ。だって、記録容量がとてつもなく膨大なんだから、80GBなら、すぐにいっぱいになっちゃうと思うよ。
CFexpress Type Aカードを買うなら、カードリーダーも必要になりますね。
まず価格ですが、単なるカードリーダーにしては割高な感じがしますよね。
このカードリーダーを買う絶対的な理由がある人は、すぐにでもα7sIIIfで4K 120P XAVC S-Iモードを使いたくて、Type Aカードを買ってしまった人たちであると言える。逆にいうと、すぐに買わなくても良いのならば、他メーカーから割安のものが出てくると予想する。
僕から付け加えるとするならば、どうせ買うなら、大量に、ソニーストアで株主優待割引券を使って買うのが一番賢い方法かと思います。そうすれば、どの量販店よりも安く買えるのではないでしょうか。
カードの選択肢 SDカード
10/5に追加:新しい情報もあるので、下の記事も併せてご参照ください。
※α7S IIIでFX9やFX6に搭載されたS-Cinetoneの色合いを実現する方法が紹介されています。
ご興味のある方は併せてご参照ください。
SDカードの選択肢はたくさんあるようで、実はそうでもなさそうである事をMatt Johnsonさんは強調します。
頼むから近所のスーパーで適当に買ってきたSDカードをα7sIIIに挿しこんで4K 120Pが撮影できると思わないで欲しい。 ほとんどの記録モードに対応するSDカードを選ぶにはこれから伝える二つの点に気をつけるべきだ。
これはUltra High Speed ウルトラハイスピード バス IIの略で、記録速度が早く、多めのピンを装備しているという事である。
- UHS-IIタイプのカードを選ぶ事
実はSDカードのUHS規格よりも重要なことがあって、それは一定速度での書き込みを連続でできるかどうかを表示する部分でビデオスピードクラスというものがある。
このビデオスピードクラスはVの文字の次に数字で表示される。上の写真のカードで言うとV30と書いてあるが、これは30メガバイト/秒を連続で書き込み可能と言う意味である。V60は60メガバイト/秒でV90は90メガバイト/秒を意味する。
- V90のビデオスピードクラスのSDカードが必要になる
UHS-IIとV90の両方の条件を揃えたカードの中でどのカードがお勧めなのでしょうか?
Matt Johnsonさんは自分の個人的な意見と強調しながら、彼自身は一定のブランドに対してかなりの信頼度を持っていると述べます。
SDカード 選択肢1 Lexar 128GB UHS-II V90
信頼性と堅牢製を兼ね備えたカードのブランドとして一番確実なのがSandiskのSDカードである。しかし、残念ながら、SandiskはV90のカードをラインアップに揃えていない。なので次に信頼を置いているブランドであるLexarのカードをお勧めしよう。容量は間違いなく128GBを選択したほうがいい。カードの容量はすぐにいっぱいになるだろうから。
ちなみに価格コムでのLexarの値段を調べてみました。(2020/8/12時点)
Amazonだとカードリーダー付きで同じ値段ですね。
ちなみにSonyの純正のカードだと下の写真のような値段になります。
もし、二つのメモリーカードに同時記録したければ同じメーカーの同じカードを使う事を強くお勧めする。今までの私の経験から、違うメーカー同士のカードで同時記録した場合、エラーが出た経験が何度かある。
ちなみにアメリカのB&Hという老舗メーカーだとLexarは2パックといって二枚組で発売しているらしいです。日本でも二枚組で発売されているか、調べてみたのですが、まだ見つけられていない状況です。
では、他に選択肢はないのでしょうか?
SDカード 選択肢2 PROGRADE 256GB UHS-II V90
私のようにウェディングを撮影する人間にとって、正直なところ128GBは容量として多いとは言えない。256GBは欲しいところだ。次に私が勧めるブランドは256GBバージョンを用意している。 そのブランドはPROGRADEである。
126GBのカードならAmazonで15,244円で発売してます。
今度、B&HやAdoramaといった海外サイトでの通販の記事も書いてみたいと思います。 もしかしたら、日本で買うよりかなりお得になる場合もあるかもしれません。 僕の場合はB&HとAdoramaでよく買い物をしますが、送料と消費税(関税はかかりません)を込めても日本より安いことが多いです。もちろん、トラブルがあった時に英語でやりとりしないといけないので、誰にでも勧めるわけではありませんが、選択肢として持っておくと良いかもしれません。
ちなみにα7sIIIはアメリカの方が先行販売です。(9/24日に入荷するみたいです)なぜ日本は遅れるんでしょうね…
SDカード用カードリーダーはどうする?
さて、カードリーダーですが、もちろんSDカードリーダーはたくさんの種類がたくさんのブランドから出ていますが、ここでも、UHS-II対応のリーダーを買う事をMattさんはお勧めしています。その理由として
考えてみて欲しい、これから記録する膨大な容量の動画のサイズを。これらを全て転送するにはやはりUHS-II対応のカードを使う事によって、場合によっては何時間もの転送時間を短縮できる事になる。私の選択肢はPROGRADEのカードリーダーだ。デュアルスロットになっていて利便性も抜群だよ。底がマグネットで携帯も便利だよ。(下の写真がそのリーダーになります)
メモリカードはどこで買うかも重要
さて、どこで買うかも重要な問題である。私なら信頼できるディーラーを選ぶよ。B&HやAdoramaで買うなら問題ないだろう。(日本だとビックカメラとかヨドバシとか、マップカメラとか、フジヤカメラとかでしょうか)もし、Amazonで買うなら注意するところはAmazonから送られているか、メーカーが実際に自分の探しているメーカー直からのものなのかを確認した方がいい。なぜなら世の中にはフェイクのSDカードが横行してるからね。書き込みスピードが全く違ったり、128GBと書いていて実際は8GBだった事だってあるくらいさ。
ヤフオクとかメルカリで買うときも注意を払う必要がありそうですね。
買ったら必ずスピードテストを行おう
そして最後に、買った商品が届いたら、そのままカメラに挿し込むのではなくパソコンでスピードテストをしましょうと指摘しています。
MacユーザーはBlackmagic DIsk Speed Testで、WindowsユーザーはCrystalDIskMarkで是非スピードをチェックして、しっかりとしたスピードが出ていなかった場合は返金してもらう事を想定しても良いかもしれませんね。