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禁断のRAW対決 BMPCC 6K BRAW VS EOS M マジックランタン RAW

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こんにちは!

 

このブログのアクセスでα7S III関連記事と共に常にアクセスが多い記事がEOS Mを使用したマジックランタン RAWの記事になります。

 

僕がEOS Mを買うきっかけ、そしてマジックランタン RAW動画に関する記事を書くきっかけをくれたのがZeekさんのYoutubeチャンネルでした。

 

そのZeekさん、最近BMPCC 6K PROが発表される1週間前にBMPCC 6Kを購入したようです。 さぞかしガッカリしているかと思いきや、そうでもないみたいですね。

実は先週、オーストラリアのebayでBMPCC 6Kが安く売ってたのを見て、思わず手持ちのレンズや機材を売り払って買ってしまったよ。

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オーストラリアのeBayで安く売っていたBMPCC 6K (値段はオーストラリアドル

そしたら、突然の発表があって、BMPCC 6K PROが発売されるそうじゃないか!

正直、面食らったね。 BMPCC 6K Proの写真をみたけど、とてもかっこいいし、 見た目はトイストーリーのバズにそっくりだね。

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BMPCC 6K PROは確かにかっこいい、見方によっては…

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こんなに大きくてポケットと呼ぶのは少し違和感ありますね

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Zeekさんのイメージではトイストーリーのバズなのだそうな

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BMPCC 6Kオリジナル版に比べるとオーストラリアドルで1000ドルの値段差がある

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日本円では6万円くらいの差ですね (2021/2/25の時点)


PROモデルは内蔵NDフィルター、可動式で明るいスクリーンを装備しているらしいけど、ぶっちゃけ、同じ元祖BMPCC 6Kと同じセンサーを搭載しているわけだよね。 ノーマルのBMPCC 6Kにバッテリーグリップをつけて、バリアブルNDフィルターもつけて、TILTAのスクリーンを可動にするサービスを受ければあんまり機能的に変わらないと思う。

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バッテリーグリップを使うと確かに撮影可能時間は増えるでしょう

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TILTAの液晶画面改造サービスでこんなこともできちゃいますよね

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KinotehnikのLCD用ルーペがあると、画面がさらに見やすいかもですね

もう私のチャンネルを見ている人は知っていると思うけど、私はCanonのEOS Mと5D MK IIをマジックランタン改造して使っているし、URSA MINIやBMPCC 4Kも所有している。

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Zeekさんのお気に入り、EOS M、ポケットシネマカメラ

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リグまで組んちゃってます

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Zeekさんが所有する5D MK IIもマジックランタン改造でRAW記録可能になります

私のBMPCC 6Kの最初の印象は、この価格でこの画質を手に入れることができることが、ただただ素晴らしいと感じたよ。 ダイナミックレンジは13.7ストップで6Kの解像度、そしてバラエティに富んだ録画モードを備えているのだからね。 このカメラを使えば簡単にシネマティックな映像を撮影できると思っている。 良いレンズと良い照明環境で使えば魔法のような映像美を実現できると思う。

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BMPCC 6Kの映像は色彩もリッチでダイナミックレンジも広そうですね

もし、ミラーレスカメラやDSLRカメラでの動画撮影を既に行なっていて、更なるステップアップのためにカメラを選ぶならば、BMPCC 6Kが機能的にも価格的にも最適なのではと感じている。6Kで撮影した映像をダウンサンプルしたときの解像感の素晴らしさと、DaVinciでグレーディングをした際の柔軟性は高く、12ビットで記録されているだけあると感じる。

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Davinci ResolveとBlackmagic RAWのコンビネーションは

カラーグレーディングの理想かもしれない

実は、カメラを購入して直ぐに専用のスキン(カバー)を購入して装着したよ。

これから、このカメラを使う上で、擦り傷などを防止できるし、最終的に売る時になっても綺麗な状態で売ることができるからね。

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ZeekさんがBMPCC 6Kに装着した「スキン」は迷彩色

バッテリーに関しては、噂に聞いていた通り、あまり持ちが良いとは言えないね。私の経験では10個のLP-E6バッテリーを使って、大体2時間くらいしか撮影はできなかった。 ちなみに、私が使っているバッテリーは3150mAHのサードパーティー製で、通常の2000mAHのバッテリーではないことも付け加えておきたい。 最終的にはダミーアダプターを使ってバッテリー問題は解決したのだけれども、BMPCC 6Kの側面に12V電源端子があるので、12VからUSB-Cケーブルアダプターを使えば大容量モバイルバッテリーを使って電源供給も可能だね。 Vマウントバッテリーのような大きなバッテリーを持ち歩きたくない人たちには必見だね。

 

EOS Mのマジックランタン RAWとBlackmagic RAWの比較 (添付映像 6:00〜)

このチャンネルの視聴者は私がEOS Mを低予算シネマカメラとして愛用しているのをご存知だと思う。 EOS Mは14ビットのRAW映像1080P、2.5K、2.8Kをマジックランタン改造時に記録できる。このカメラが記録する映像のクオリティは値段を考慮すると、信じられないくらいハイクオリティだ。


せっかくなので、BMPCC 6Kの映像と簡単な比較をしてみたから是非見てみてほしい。

明らかに、この二台には大きな価格の差があり、それなりに機能にも差があることはわかった上で見ると面白いかもしれない。

EOS Mは1.6倍のクロップファクター(フルフレームとの比較)でBMPCC 6Kは1.56倍のクロップファクターとなっている。

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BMPCC 6Kの映像はクロップファクターが1.56倍

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EOS Mのクロップファクターは1.6倍

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皆さんは、どちらが好みでしょう? (左がBMPCC 6Kで右がEOS M)

EOS Mは1080Pでの撮影、そしてBMPCC 6Kは、もちろん6Kで撮影している。

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EOS Mは1080P、解像度では負けてますが14ビット記録ですからね

BMPCC 6Kの2.8Kクロップモードを使ってみて、とても良いと感じたよ。偶然にもEOS Mにも2.8Kモードがあるので、比較してみた。

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BMPCC 6Kの2.8Kモード (Blackmagic RAW)

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EOS Mの2.8Kモード (CDNG) 解像度が一緒だと、EOS Mの方が有利かもしれませんね

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もう一枚、こちらはBMPCC 6Kの2.8Kモード

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こちらはEOS M 2.8Kモード

簡単な比較をしてみたが、これからもっとBMPCC 6Kを活用していくし、同時にEOS Mも引き続き活用していくので、比較する機会は今後もあると思う。気になる人は是非チャンネル登録をしてほしい。

 

EOS Mの解像感はBMPCC 6Kと正面切って比較すると劣るかもしれませんが、色再現という意味では、14ビット記録をしているので、決して劣っていませんね。(ダイナミックレンジはBMPCC 6Kの方が上ですね)

Youtube上で圧縮後の二台の映像を交互に見ても、正直、EOS Mの画質が明らかに劣っているようには見えませんでしたが、皆さんはどのような印象を受けたでしょうか? 

 

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