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iPhoneを使用した映像マスターが推薦する iPhone用ジンバル TOP5を紹介

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目次

 

iPhoneで映像を撮影し続けるマスター

皆さんはAndy Toさんをご存知でしょうか?

YoutubeiPhoneで撮影したシネマティックな映像をたくさん披露している方の一人で、とても素敵な映像をiPhoneだけで撮影する人です。

 

彼は新しいiPhoneが発売される度に、新機種での撮影をして披露していますが、正直、どれも素晴らしく、ここまでくると、iPhoneではなくて「Who is sitting behind the camera」(カメラの裏側に誰がいるのか)がより重要だということを痛感させられます。

 

iPhone XRで撮影した映像

 

 

iPhone 11 Proで撮影した映像

 

 

iPhone 12 Proで撮影した映像

 

 

さて、そのAndyさんの映像の特徴といえばジンバルを駆使した移動撮影とタイムラプスにハイパーラプス映像になります。 さすがにたくさんのジンバルを使用した経験があるみたいで、その中から今回、Andyさんが推奨するiPhone用ジンバル Best5という内容の動画が上がっていますのでシェアします。

 

Andyさんはこう言います。

私のチャンネルの視聴者から最もたくさん聞かれる質問が「どのジンバルを使っているか、お勧めのジンバルはあるか?」というものだ。 今回、今まで使ってきたジンバルを比較して、私が日常的に持ち歩くジンバルと特殊な撮影の時に重宝するジンバルを紹介したいと思う。

 

DJI OSMO モバイル3

(画面トップに紹介したビデオの 1:40秒あたりからサンプル映像参照)

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DJIから発売されたOSMOシリーズの中でも第3世代のOSMO モバイル3をお勧めしたい。 この機種の前に第一世代と第二世代があり、今は第四世代も発売されているわけだが、実は現行の第四世代と比較しても遜色ないパワーを持ち、重いスマホでも問題なく操れる。 以前ほどこのジンバルを使わなくなってしまったけれども、現行機種よりも値段も手頃になっているから予算が少ない人にはお勧めだ。

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OSMO モバイル3にiPhoneを装着しているところ

今、装着しているiPhoneiPhone 12 ProでMボタンを二回押すと水平モードに設定できる。 もちろん、DJI モバイル アプリにつなげて操作することも可能だ。 OSMO モバイル シリーズは必ず、ミニ三脚が付属してくるのでタイムラプスやモーションラプス撮影をする時に自立させることも容易である。

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iPhone 12 Proを装着して水平モードにしている状態

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DJI モバイル アプリにつなげて操作も可能

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ミニ三脚を底部に装着することによって簡単にタイムラプス等を撮影可能

このジンバルの気に入っている点は簡単に折りたたんでコートのポケットやバックパックに収納できることだ。

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折りたたみアクション1

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折りたたみアクション2

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折りたたみアクション3

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折りたたむと、コートのポケットにしまうことも可能なサイズになる

iPhone 12 Pro Maxのような大きなiPhoneを装着した場合はバランスは完全には取れないけれど、パワーが十分にあるので、電源を入れれば問題なく安定して支えてくれる。

 

DJI OSMO モバイル 4. (OM 4)

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OM4はOSMO モバイル3に比べると、改善した機能がいくつかある。 まずは積載量が増えた。 3代目は230gだったのに比べ、4代目は290gとなっている。

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先述の三代目(右)より現行機種(左)の四代目の方が積載可能重量がアップしている

そしてマグネット着脱式デザインを採用しているため、装着がとても簡単になった。 ここではiPhone 12 Pro Maxを装着して見せよう。 この機構を採用したおかげで、ジンバルを折りたたんだ後でも簡単にiPhoneだけを取り外すことができるようになっている。 もちろん、OSMO モバイル シリーズの特徴であるミニ三脚も付属するのでモーションラプスやタイムラプスも簡単に撮影可能だ。 iPhoneを持ち歩くことは、常に撮影チャンスがあるということで、このような着脱式にしたことで撮影チャンスを逃す確率が低くなった。 マグネット式の着脱には10秒もかからない。 もちろん、最新型なのでOSMO モバイル3よりも値段は高くなるが、予算があるならこちらをより強くお勧めする。

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スマートフォン側に装着するマグネット

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ワンタッチで装着可能

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マグネット着脱アクション1

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マグネット着脱アクション2

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マグネット着脱アクション3


もう一点、言い忘れていたことがあった。 OSMO モバイル3ではあえて言及しなかったが、OM 4では、外付けのレンズをつけても問題なくバランスをとってくれる。 これはOSMO モバイル 3ではできないことである。 例えばiPhone 12 Pro MaxにMomentのワイドアングルレンズを装着しても問題なくバランスは取れることを保証しよう。

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人気のMoment ワイドアングルレンズを装着しても強力モーターでしっかり支える

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もちろん折りたたみ可能、そしてマグネット式なので着脱もスピーディに行える

 

 よく聞かれる質問の一つに「iPhoneのウルトラワイドレンズを使ってジンバルで撮影するにはどうすれば良いか?」というものがある。 質問の意図は、ウルトラワイドレンズを使うと画角は広いため、ジンバルのモーターが映り込んでしまうという問題をどうやって解決するのかということになるが、答えは簡単だ。iPhoneを装着する時にモーターが映り込まなくなるまでずらしてあげれば大丈夫。 ジンバルのモーターが強ければしっかりと支えてくれるはず。

 

Zhiyun Smooth 4

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Zhiyun Smooth 4も素晴らしいジンバルである。 iPhone 12 Pro Max装着時は若干バランスを取るのにてこずるかもしれない。(完璧にバランスは取れない)しかし、電源を入れると問題なくiPhoneを支えてくれる。

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iPhone 12 Pro Maxを装着、バランスは完全に取れなくても大丈夫

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電源を入れると強力モーターが支えてくれる

ちなみにこのジンバルは(Zhiyunのモデルとしては)少し古いバージョンになる。 私がこのジンバルを気に入っている理由は本体にトリガーボタンがあって、そのボタンを押すことでY軸をコントロールすることが可能な点である。Y軸は基本、本体のチルトを司る軸になる。 このボタンを押しながらジンバルを上下に振るとOSMO モバイルシリーズとたいして変わらない動きになるが、このボタンをリリースしながらジンバルを上下に振るとクレーンやジブアームのような動きが可能となる。この特徴を利用して縦軸を使った別シーンへのトランジションが簡単に演出できるようになる。(動画 7:40くらいを参照ください)

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トリガーを押したままジンバルを傾けた場合、iPhoneも下に傾く

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トリガーを押したままジンバルを傾けた場合、iPhoneは最後には下を向いてしまう

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トリガーをリリースして下に向けた場合は

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iPhoneのY軸は保持されるため、クレーンやジブのような効果を演出可能


このジンバルの機能に関しては絶賛するが、持ち運びの利便性に関していうと、あまりお勧めできるわけではない。 OSMO モバイルのように折りたたんで運ぶことはできない。
Zhiyunの新しいモデルは折りたためるようだが、残念ながら持ってないので言及できない。

 

 

Zhiyun Crane M2

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このジンバルは厳密に言うとiPhone用ではない。どちらかと言うとコンパクトデジタルカメラ用に設計されたジンバルである。それくらいモーターもパワフルなものを積んでいる。 (すなわち、少しくらい大きなiPhoneに外付けでワイドアングルレンズなどをつけても全く問題ない)

iPhoneを装着する時は付属の専用アタッチメントを使用する必要がある。

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iPhone専用アタッチメントをつけている様子

コンパクトデジタルカメラ用ではあるが、小さめのミラーレス一眼も問題なく装着してバランス可能である。 私が持っているFujifilmから最近発売されたX-S10もご覧の通り、問題なくモーターがサポートする。

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Fujifilmのコンパクト ミラーレス X-S10もご覧の通り問題なくサポート

コンパクト ミラーレスとiPhoneの両方をサポートするジンバルというカッコよさがこのジンバルにはある。先に紹介した同じZhiyunのSmooth 4と同じようにチルト軸を操るトリガーがあるので、クレーンやジブアームのような動きも可能となっている。 

強力なモーターを搭載していることもあり、値段も他のスマートフォン用ジンバルよりも高めの設定になる。コンパクトミラーレスカメラも持っている、ということなら、予算次第では検討する価値があるだろう。 

※コンパクトミラーレスカメラで使用する場合はレンズは小さく軽めのものを選ぶ必要があります。ちなみに筆者はこのジンバルを一時所有していましたがFujifilmのX-T30とキットレンズをつけてちょうど良いバランスを取ることができました。(参考までに動画サンプルを添付しますのでご参照ください)

 

 

Movi Cinema Robot

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最後に紹介するジンバルは、私の一番のお気に入りでもあるMovi Cinema Robotだ。

取り付けは、クランプ状になったホルダーにiPhoneを挟むことで簡単に装着できる。

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iPHoneを装着する際はこのクランプ部分を開閉させる

このジンバルはとてもシンプルな仕組みになっていて、使わない時には電源をオフにしてロックポジションに戻すだけで持ち運び可能な状態になる。 今まで紹介した他のジンバルでは不可能だが、Movi Cinema Robotには可能なこととして、このジンバルはX軸をコントロールすることが可能である。 

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X軸を固定したまま回転

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X軸を固定したまま回転

縦撮りも持ち方を変えるだけで可能になる。バッテリーも1日中持つので電源切れを気にする必要はほとんどない。

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持ち方を変えるだけで縦撮りも可能

このジンバルの弱点は、とても値段が高いということくらいであろうか。(日本代理店のRaidさんで40000円) 値段はOSMO モバイル 二台分の値段と変わらない。

どこにそれだけの価値があるのかって? さっきも言ったけど、X軸をコントロールできるのは素晴らしいし、モバイル ビデオをハイレベルで実現するためにはこのジンバル並の性能と信頼性が必要になるし、投資を惜しむべきではないと思う。 1年以上このジンバルを使用しているが、今現在までこのジンバルを超えるジンバルには出会っていない。


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