sonyalpharumorsによると軒下デジカメ情報局にのプレスキットが掲載されているということです。
目次
α7sIIの発売からほぼ5年が経過し、ついにSonyは後継機を発表することになった。という下りから始まるプレスキットの中で、確定しているスペックを抜粋します。
センサー / スクリーン /EVF
- 改良された12メガピクセルのセンサーを用い、4Kを120Pまで撮影可能となっている
- 1ピクセルあたりが占める面積の大きさのおかげで高感度撮影でのノイズ低減が実現した
- センサーはBSI(裏面照射型)センサーである
- 上記の裏面照射センサーと少ないピクセルカウントから得られる1ピクセルあたりの光の集積度の優位性から最高感度は409600となる(最低感度は40まで下げられる)
- センサー情報は前機種の8倍のスピードにもなる高速のBIONZ-XRプロセッサーによって処理される
- α7シリーズとしては初めてフリップアウト式の可動スクリーンを搭載、タッチスクリーン操作によるメニューのナビゲーションも可能
- メニューの構成も完全にリニューアルされた(特にスチル写真モードと動画ビデオモードの棲み分けをすっきりさせた
- 9.44ミリオンドットのOLEDビューファインダーを搭載、視野率は0.9xとなりメガネをかけた場合でも鮮明に映像の全体像を把握できる仕様になっている
4K/120P
- このカメラは動画撮影機能を重視したモデルとなる
- αカメラ史上最高クラスの4K高画質を実現
- ピクセルビニングしないでクロップもなしで4k動画を60Pまで撮影できる(最低でも1時間はオーバーヒートしない(ということは1時間以上経つとオーバーヒートする?)
- 4K/120Pのモードでも同様の録画記録時間までに制限される(1.1xクロップ適用となる)
- モニターはフリップアウト式で回転式である
- ハンドルやコントロール系統は最近のαシリーズ同様大きくなっている
- S&Qモードを使用しフルHD撮影モードでは最高で240Pまで撮影可能である
- タイムラプスモード時は最低1フレーム/秒まで設定可能
- 動画のカラーサブサンプリングは10ビット 4:2:2
- 新しいコーデックが搭載されXAVC-S-Iはイントラフレーム(All-I)記録となる。記録ビットレートは500 Mbits/秒
- もう一つの記録コーデックとしてXAVX-HS(GoP/インターフレーム圧縮)が用意されていて低ビットレートでの記録が可能 ビットレートは200 Mbits/秒で圧縮方式はH265
- HDMI 2.1出力端子から4K / 60Pを最高16ビットRAWファイルとしてAtomosレコーダーに出力可能(ProRes Raw) (ただし、ATOMOSが16ビット記録をサポートするかは疑問)
- ピクチャプロファイルとしてS-Log2とS-Log3を用意していてダイナミックレンジは最大15ストップ以上まで記録可能となる
- Log撮影の場合のベースISOは640となる (拡張ISOは160)
- ローリングシャッターの歪みは大幅に軽減している
- IBISは5軸スタビライザーとなっている。(最大5.5ストップ分の補正が可能)さらにジャイロセンサーを軸にしたデジタルスタビライゼーションも搭載
- ジャイロセンサーのデータはポストプロダクション時に利用できるようメタデータとして記録される
高速オートフォーカスと10フレーム/秒の高速連写
- ハイブリッド オートフォーカスは画面の92%をカバーする
- 759点のPDAFポイントと425点のコントラストAFポイント
- 瞳AFやアニマルAFに対応
- オートフォーカスの感度は-6EVまで下げられる
- シャッタースピードは最高1/8000でメカニカルシャッターでの連写は10枚/秒である
- 二つのメモリーカードスロットを搭載
- カードスロットはSDカード(UHS-II)と新型のCFexpress type A カードのどちらかを差し込むことができる
- CFexpress type A カードはType Bカードより小さく、SDカードより書き込み速度が早い
- ほとんどの動画撮影ではSDカードのクラスV60とV90で充分である
- CFexpressはS&Qモード(スローモーション撮影)を4:2:2カラーサンプリングで10ビット記録する時のみ必要となる
- シリーズモードを使うことによって1000枚の非圧縮Rawファイルを連続で記録可能となっている
- Sonyは独自のCFexpress type A カードの発売を計画していて書き出し速度 700MB/秒、読み込み速度 800MB/秒を実現する予定
- 80GBバージョンのカードは230ユーロ(3万円くらい?)
- 160GBのカードは440€(5万円強?)になる予定 (最大600枚の静止画、あるいは95分の動画記録が可能)
- バッテリーはZバッテリーを採用 (USB-C経由での充電可能)、一本のバッテリーで最大600枚の静止画、あるいは95分の動画記録が可能
- 発売開始は9月で価格は4200ユーロ (日本では推測で40万円前後になる予定)
残念ながら、ここではS-Cinetoneの記載がありませんね。 プレス発表会で発表してくれることを願っています。
外部RAW記録について
16ビット RAW出力を謳っていますが、歴史的にソニーの動画専用ビデオカメラで16ビット出力を謳っていても実際は12ビットの記録しかできなかった過去があります。 ソニーのレコーダーで16ビット Raw記録ができるデバイスは最上位機種であるVeniceやF65用のAXS-R7レコーダーのみで80万円くらいする代物です。 16ビットRaw外部出力はR5の8K記録のようにアドバルーン的なマーケティングツールになっている可能性があります。(もちろんそうでなければ嬉しいのですが)
さらにAtomosのNinja Vが16ビット記録をサポートしているかは疑わしいところです。 さらにいうと、4K/120Pを外部で記録するとなると並いるSSDメディアの中でも超高速のものでないと記録できなく、そのような記録メディアは金額も高額になることが予想されます。 Atomosは記録モード/ビット深度に比例して対応しているSSDのリストを公開していますので、参照すると良いかもしれません。