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Blackmagic Pocket 6K スーパー 35 センサー, アナモフィックモード 、5.7K 60p RAW $28万3千円から

元記事は下記を参照してます。

Blackmagic Pocket 6K surprises with Super 35 sensor, anamorphic modes and 5.7K 60p RAW for $2495!

 

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Youtubeビデオで衝撃的なBMPCC 6K(←公式ウェブサイト)の発表が行われました。

このカメラは6K RAWとProResを30万円以下で実現しています。

URSA Mini Proの心臓部をえぐり出し、小さなフォームファクターにまとめちゃいましたね。

BMPCC 4Kとボディはほとんど一緒です。 唯一、違うのはEFマウントを搭載しているところでしょう。

EOSHDのアンドリューさんはスピードブースターが使えれば… と嘆いてます。(EFマウントですものね)

 

注目なのはアナモフィックモードを搭載している点ですが、こちらはセンサークロップで対応するみたいです。 

 

つまり

  • アナモフィックモード 3728 x 3104 (3.7K)
  • 通常の6Kモードだと 6144 x 3456

となり、解像度は下がるという事ですね。

 

フレームレートは

  • 6Kなら60Pまで(最高画質だと50Pまで)
  • 2.8Kだと120Pまで(これはすごい)

6K画質のビットレートはいくつかチョイスがあります。

  • Blackmagic Raw 3:1 - 323MB/s
  • Blackmagic Raw 5:1 - 194MB/s
  • Blackmagic Raw 8:1 - 121MB/s
  • Blackmagic Raw 12:1 - 81MB/s
  • Blackmagic Raw Q0 - 194〜483MB/s
  • Blackmagic Raw Q5 - 49〜139MB/s

もちろんRroRes422 10ビットにも対応し、Blackmagic ジェネレーション4カラーサイエンスやFilm Gamma LOG プロファイルも健在です。

 

今の所、カメラはすでに発送開始できる状態だという事です。

(いつもは待たせるくせに)

欧米だと、注文はは8/12からできるそうですよ。日本はいつからなんでしょうね?

 

それと、この機種からはCinema DNGは搭載されず、BlackmagicのコーデックであるBRAWのみとなるようです。

 

アンドリューさんのスペックシートを見たのみの感想をまとめると

  • パワフルなスペックに圧倒された
  • でも、EVFとIBIS(ボディ内手ぶれ補正)があればもっと良かった
  • もちろん、バッテリーももうちょい持つタイプにして欲しかった
  • GH5等と比べると少しボディが大きいし、リグを組む必要性がある
  • ただし、イメージングパワーはこの価格帯にしては類を見ない
  • しかも大きなモニター、タッチスクリーンインターフェイス、そしてカメラ内のコーデックとしては最強のものを搭載している
  • マイクロフォーサーズマウントにしてくれた方が良かった(過去にJVCがm43でスーパー35を実現=スピードブースターが使える)

 

最後に、この機種のライバルとなり得るカメラの登場を期待しているのが、

 

Panasonic S1H 

もしこのカメラがProRes Rawを搭載してくれば面白い戦いになるとの見立てです。

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Panasonic S1H