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BMPCC 6K ProResは6Kに非対応???

上の動画は最近発売されたBMPCC 6Kのサンプル動画です。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K

 

小さなパソコンやスマホで見る分にはあまりその性能が伝わらないのが6Kのレベルなので、ご参考程度にしかなりませんが、綺麗な映像ですね。

 

EOSHDのアンドリューさんが今回はこのカメラを買うのを見送ったみたいです。

 

理由としては

  • EVF(エレクトロニックビューファインダー)がない
  • バッテリーライフが相変わらず短い
  • IBIS(ボディ内手ぶれ補正)がない

要はBMPCC 4Kと比較してボディが全く変わってないという事が不満らしいのです。

わからなくもないです…

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昔、僕がリグった初代BMPCC

僕も昔BMPCCを持ってました。

買った理由はこんなに小さいのにRAW映像が撮れるから。 

でも、実際使って見るとバッテリーが30分ぐらいで切れちゃう、LCD画面は見にくい、などの理由で

 

ポケットに入れて持ち歩いて気軽に撮影できる代物ではないことに気がついたのですね。

 

はい、そしてここからが本題なのですが

 

なんとなんと、このBMPCC 6Kカメラには6K ProResモードが搭載されてないことが上記の動画を投稿したデーブさんによって明らかになったんですね。

つまり、6Kで撮影するにはRAWで撮影しないといけないという事になります。 ファイルが重たくなりますよね。 

しかもしかも、6K RAWで撮影した動画はDavinci Resolve 16のベータバージョンでは認識しなかったみたいです。

なので、実際には1080Pにトランスコードして編集したみたいですよ。

アンドリューさんはEFマウントにした事でレンズの選択肢がBMPCC 4Kより少なくなっているという事を指摘しています。

確かに、BMPCC 4KだとCマウントレンズやライカMレンズ、PLマウントレンズもアダプターを介して使用出来ます。

もちろん、

スピードブースターを使えば既存のEFマウントレンズも使用出来、更に1ストップ分レンズが明るくなりますね。そしてほぼ同じ画角(スーパー35mmの画角)で撮影可能です。

 

ちょっと難しい話になりましたが、

値段が2倍の価値があるのか? というところを冷静に考えて購入しても良いかもしれませんね。

 

あと、補足ですが、イタリアのLucAdapters

という小さなメーカーがごくごく少量のEF-SからEFへのスピードブースター的なものを発売するという事なので、それをゲットできればBMPCC 6Kでフルフレームの画角で撮影ができる事になりますね。  

 

うーん、複雑です。 皆さんはどう思われましたか?