Dpreviewによると、外部記録装置で今ではメジャーになったAtomosが、Panasonicと共同で最近発表されたPanasonic S1HのHDMI経由でのRAW記録の開発に乗り出すとのことです。
Atomosはプレスリリースにて、Panasonicと協力してS1HからのHDMI出力信号を同社のNinja V HDR モニター/レコーダーでRAW録画できるようにすると発表しました。
Ninja Vレコーダーは各社ミラーレスカメラからのHDMI出力を受け止めてRAWやProResファイルで録画できるだけでなく、とても明るい外部モニターとしても使えるため、1台で2役をこなすとても便利な機材です。
以下、Atomosのサイトから抜粋します。
最高の小型モニターを実現
驚くほど明るい、1000nitを実現した5.2インチ10bit HDRモニターは、その洗練されたアルミニウムボディによる高い耐久性を誇りながらわずか360gという軽さを実現しています。反射防止スクリーンにより、昼の光の中でも隅々まで画像をはっきりと見ることができます。
小さくてもNINJA
HDMI2.0で接続されたカメラのセンサー出力を最大4Kp60 10bit HDRで記録します。
手頃な価格で容量の大きいSSDドライブを記録メディアとして使用できますので、SDメモリーカードなどと比較しても長時間の録画が可能になります。
どのメーカーのカメラを使っていても、一台持っていて損はなさそうですよね。
ちなみに価格は9万円くらいです。
最近ではNikon Z6のApple ProRes RAW記録をNinja Vでサポートすることも表明しています。(Nikonによると今年の末までには利用可能になるとのことです)
また、最近僕が個人的にすごく気になっている2015年発売の超異端児カメラ
さて、話を元に戻して、S1Hの件ですが、AtomosはRAW記録対応予定とだけ発表し、どのRAWに対応するのかは明確にしませんでした。 通常ならばApple ProRes Rawが選択されそうなものですが、Panasonicはもしかしたら独自のRAWコーデックを開発しているのかもしれませんね。
Atomosの発表ではRAW記録対応ファームウェア アップデートは無償で提供されるとのことですが、Panasonic側でのファームアップが無償になるのか有償になるのかは不明とのことです。
Lumix S1HとNinja Vのコンビネーションは9月13日にアムステルダムで行われるIBCでお披露目されるとの事です。 IBCの開催期間中にさらに詳しい情報を得ることができそうですね。