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SONYがFX6をついに投入、KOMODO、C70との三つ巴になるか?

 

今年の後半は凄まじい勢いでインディ・フィルムメーカー/クリエーター/ビデオグラファー達のハートに訴えるシネマカメラが続々と登場しました。

 

6K、グローバルシャッター、REDCODE RAW記録に加え16+ストップのダイナミックレンジを誇るRED KOMODO、そして同じく16+ストップ、デュアルゲインアウトプットセンサー搭載で高度なオートフォーカス機能を搭載したCanon C70はその中でも同価格帯(60万円台後半から70万円台)のカメラということでかなりの注目を浴びてきたわけですが、実際に購入に踏み切るにはこの機種のスペックと実力を確認してから、という方々も多かったのではないでしょうか?

 

今年9月2日にSonyがシネマラインのコンセプトと共にチラ見せしたFX6が、兄弟分であるフルフレームセンサー搭載の中型シネマカメラ、FX9の小型版として登場する事は明らかでした。

そして、どのようなカメラになるか、人々の期待は徐々に高まりました。(特にα7S IIIの発表&発売の後はなおさら)


  

そしてとうとうその正体が明らかになりました。 今回スペックがSonyから発表され、デモ機を使ったレビューが出揃いましたので、ご紹介いたします。

 

今回も評判の高いNewsshooterの記事を中心に、カメラレビュー業界(?)でその名を轟かせるGerald UndoneさんとPhilip Bloomさんのレビュー、個人的見解も交えて紐解いていくことにいたします。

 

目次

 

外観

まずはその外観をじっくりと堪能してください。

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Newsshooterが考える主な特徴

  • 4K 10.2MP フルフレームセンサー搭載
  • UHDを120pまで記録可能
  • 4K DCIを60pまで記録可能
  • ベース ISO 800 (Cine EI S-Log3)
  • ダイナミックレンジは15+ストップ
  • 二番目のベースISOとしてISO 12800の高感度で実現
  • 顔認識と瞳検出に対応した高精度なオートフォーカス
  • 4K 4:2:2 10ビット 内部記録
  • S-Cinetone(最高級機 VENICEと同等のカラーサイエンス)を実現
  • Atomos Shogun7を利用することで外部RAW記録に対応(ProRes RAW)
  • HD記録は240fpsまでフレームレートを上げることが可能
  • 電子制御式 バリアブル NDフィルター搭載
  • 4チャンネルまでの音声記録
  • 12G/6G/3G SDI
  • TC イン/アウト
  • ユーザーが任意のLUTSを充てることが可能

 

コンセプト

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Sonyは今回 、FX6を軽量でコンパクトなモバイルプロダクションに対応したカメラと位置付けしています。すなわち、ソロのオペレーターにぴったりのカメラということでしょう。

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FX6はSonyが提唱するシネマラインのカメラとしてVENICE、FX9と共に名前を連ねますが、実際にはシネマカメラでありながら、同社のミラーレスシリーズであるαシリーズとの中間に位置する存在になりそうです。

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シネマカメラにαのロゴ


乱暴な言い方になるかもしれませんが、要約してしまうとα7S IIIの機能を動画撮影により適したシネマカメラのフォームファクターに当てはめたものと言って良いでしょう。 あるYoutuberは「α7S III on Steroid」(α7S IIIをステロイド増強したもの)と伝えていますが、的を得ている表現かもしれません。

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シネマラインの末っ子、左からVENICE、FX9、FX6

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センサーとプロセッサーはα7S IIIと全く同じ(Sonyは公式には認めていませんが)

Newsshooterはこう述べます。

Sonyはたくさんの人が望んでいたことを実行に移した。α7S IIIと極めて似たセンサーを(ミラーレス機に比べて)大きめのボディに移し替えることでXLR音声入力、SDI信号出力、電子制御式バリアブルNDフィルター、タイムコード入出力機能と共に提供することに成功している。

FX6はFX9とα7S IIIの良いとこどりをしているが、総合的に判断すると若干FX9寄りに機能は寄せていると言える。

下の動画はFX9に搭載されて好評であった、VENICEのカラーサイエンスを実現したカラープロファイル、S-CinetoneがFX6でも採用されていることを証明するデモ動画です。後述しますが、オートフォーカスの仕方やベースISOの設定の仕方、ノイズリダクションの設定、メニュー配列などはFX9のものを踏襲しています。

 

センサー

Sonyに対して、FX6のセンサーが同社のα7S IIIのものと同じなのか、Newsshooterが直接尋ねてみたそうです。回答は「両方のカメラのセンサーは同じテクノロジーを搭載している」という、なんともモヤモヤするものだったそうです。この点に関してはFX6関連のYoutube動画をほぼ全て見ましたが、同じセンサーだと断言しても差し支えないでしょう。

FX6のセンサーがトータルで12.9メガピクセル であり、α7S IIIのセンサーと一緒です。

また裏面照射 CMOS Exmor R 4Kである点も共通しています。 センサーの挙動もPhilip BloomさんやGerald Undoneさんが全く一緒だと証言しています。

 

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繰り返しますが、中のセンサーはα7S IIIと一緒です

FX6の登場はFX9ユーザーの心証を害したと巷では言われています。

FX9の約半分のお値段でFX9では不可能なハイフレームレートでの記録や安価なRAW記録のソリューションが準備されているからです。

(写真上)FX9は30万円ほどのモジュールを接続して初めてRAW記録に対応する

 

ただし、FX9のセンサーは値段相応に豪華です。センサーサイズが36.2 x 24.1のフルフレーム CMOS センサーは24.8メガピクセル (6K)となり、最高級機であるVENICEと同じものを搭載しています。

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FX9のセンサーは流石にFX6に乗せるわけにはいかなかったのでしょう

Sonyとしても何かしらの差別化を計る必要があった事は想像に難くないでしょう。 VENICEのセンサーがFX6に入ったら、FX9を買う理由がなくなると言っても過言ではありません。 ただし、興味深いことにライバル機になるであろうCanonのC70は上位機種のC300 MK III(お値段はFX9に匹敵)のセンサーを惜しみなく搭載したことは記憶しておくべきでしょう。

 

FX6はα7S IIIと全く同じBIONX XR イメージプロセッサーを搭載しています。

α7S IIIのプロセッサーはα7S IIの3倍の速さで、一般的なハイブリッドミラーレスカメラの2倍の速さでセンサーデータの読み込みが可能となっています。FS5の読み込み速度と比べた場合はなんと、5倍の速さだそうです。 

カメラの有効画素数が少ないことも有利に働き、FX6のローリングシャッターの歪みはほとんど認識不可能なレベルにあります。理論上ではFX9よりもローリングシャッターの歪みは少なく、α7S IIIと同等のパフォーマンスになるでしょう。

 

センサーの画素数が少ないことが不利に働く部分もあります。

センサー全域を使って4Kを実現しているため、クロップモードでの撮影で4Kを実現できません。 1.5倍のクロップモードはα7S IIIと同様HD記録のみで対応しています。 ドキュメンタリーなどで被写体により近づきたい時にクロップモードで近づくことは4Kではできないことになります。(クリアースキャンズームを使うことは可能です)

 

もう一点、センサーの画素数がカメラの機能に影響していることとして、FX6はUHDモードで120Pまでの記録を全画素読み込みで実現しています。これはα7S IIIと同様であり、α7S IIIの120Pの画質がとても良いということは既に至るところで実証されていることから、FX6の120Pモードでの画質も匹敵するものになるでしょう。

 

α7S III同様、暗所での高感度記録時の画質は他社のカメラの追随を許さない高画質になるでしょう。ドキュメンタリーの撮影時にこの暗所性能は重宝されると思われます。 Philip Bloomさんのレビューによると、Base ISOの設定が可能なことと、ノイズリダクションの入/切をコントロールすることで、α7S IIIよりも更にノイズの少ない映像を撮影可能になっているとのことです。

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PhilipさんのFX6テスト ISO 32,000

ノイズリダクションOFFで撮影し、ポストでノイスリダクション加工した映像 (S-Cinetone使用)

 

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Sonyの主張を信じるなら、15+ストップのダイナミックレンジをFX6は実現可能となっています。 (Gerald Undoneさんのレビュー動画では、α7S IIIとFX6の実用ダイナミックレンジは一緒で13ストップという結果が出ています)

Sonyによると、Cinema Lineのカメラである3機種は同時使用をしてもカラーマッチングは容易に実現できるとしています。VENICEのカラーサイエンスを実現したS-Cinetoneが導入されている理由はそこにあるでしょう。FX9のサブ機としてFX6を購入するという選択肢もあるでしょうし、VENICEでの映画撮影時に機動力のあるFX6をジンバル撮影用に使うというパターンもありうるでしょう。(Geraldさんのテスト結果では、S-cinetoneのダイナミックレンジは 11.5から12ストップになります)

 


デュアルネイティブ ISOではない?

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FX9は公式にデュアルネイティブISOを搭載していることになっています。

基準ISO感度が ISO 800とISO 4000の2つの電子回路に割り当てられています。

対するFX6はS-Log3撮影時のネイティブISOが800になり、高感度モード(直訳)がISO 12,800となっています。 (これはα7S IIIと一緒になります)  これをSonyはEIモード (Extended ISO→拡張ISO)と呼んでいます。

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ベースISOは2つあるが、デュアルネイティブISOではない?

NewsshooterがSonyに聞いたところ、「EIモードはデュアルネイティブISOとほぼ機能的には一緒だが、デュアルネイティブISOとは呼ばない」とのことです。

また、ダイナミックレンジは高感度モードでは異なるのか聞いたところ、「ダイナミックレンジは両方のISOでほぼ同じ」との回答を得ています。

 

Gerald UndoneさんのテストはSonyの主張を裏付けていて、ISO 12,800でのダイナミックレンジはISO 800(S-Log3)と比べて変わらないとの結果が出ています。

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ISO 800(Base ISO)のFX6(左)とα7S III(右)のダイナミックレンジ(S-Log3)は13ストップ

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ISO 12,800でのダイナミックレンジ、α7S IIIは0.5ストップ狭くなりFX6は変わらず

Philip Bloomさんはこう述べています。

Sonyがα7S IIIのデュアルネイティブISOを公式に認めない理由は高感度モード(ISO 12,800)のダイナミックレンジがベースISO (ISO800)と同等のパフォーマンスを得られていないからに間違いない。

ノイズリダクション と 色再現

FX6はα7S IIIとは違い、ノイズリダクションを適用をするかどうかを選択可能です。

また適用した場合は3段階の中から選ぶことが可能です。

 

α7S IIIは高感度特性の優れたカメラですが、一定の条件ではノイズリダクションが強くかかってしまうため、被写体の輪郭描写がソフトになる場合があります。対してFX6では敢えてノイズリダクションを適用しないことで被写体の輪郭をくっきり描写すると言う選択が可能となっています。

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FX6ではノイズリダクションのON/OFF切り替え可能

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ノイズリダクションは3段階から選択可能

Gerald Undoneさんが詳細にテストをしています。

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GeraldさんのFX6ノイズテスト、 無し(上左)、LOW(上右)、MID(下左)、HIGH(下右)
  • Geraldさんのテストによると、α7S IIIのISO800でのノイズリダクションはFX6 ISO800では設定MIDでほぼ同じ強度になる模様です。

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ISO 800の時、α7S IIIののノイズレベル(左)はFX6でノイズリダクション MID設定(右)で同等
  • また、α7S IIIのISO 102,400でのノイズリダクションはかなり強く、FX6で同じ強さに設定する事は不可能

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FX6のノイズリダクションをHIGHにしてもα7S IIIのノイズリダクションには敵わない

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上の写真をアップにした状態、α7S III(左)のノイズリダクションが強すぎて画面が破綻しています

Geraldさんは言います。

ISO 102,400の時の画面を比較した場合FX6の方がノイズは多いが、輪郭の描写はしっかりしている、比べるとα7S IIIは塗り絵状態になっていることがわかる。

FX6でノイズリダクションを少なめに適用して、ポストでノイズリダクションをかけた方が輪郭はしっかりと描写するようです。

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FX6 ISO 102,400でノイズリダクションがOFFの状態

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上の映像にノイズリダクション (Resolve)をかけると輪郭はくっきりと描写される

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α7S IIIのノイズリダクション(左)とポスト処理でノイズリダクションをしたFX6(右)

ISOが高いためにこのような現象になるかというとそうではなく、全体的な光量によって画質に変化が生まれることも付け加えておこう。

しっかり被写体に露光できる場合はFX6のノイズリダクションは優位ではなくなる。

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ISOが高くても露光さえしっかりすればノイズリダクションは問題にならない

もちろん、本当に暗い場所で、まともな露光が期待できない場合はFX6の方が断然有利になる。

ノイズリダクションをカメラ部でオフにした場合は輪郭のディティールは保持しても、(当然のように)ノイズが乗るため、Neat Videoなどを使ってノイズ処理をする必要が出てくる事は覚えておいて欲しい。

 GeraldさんによるとFX6のノイズリダクションは秀逸でも色再現という意味では若干疑問が残るとのことです。

FX6のノイズリダクションは秀逸だが、FX6のホワイトバランスはISOが上がるにつれて色がシフトする傾向にあることが判明した。比べるとα7S IIIの色再現がより正確であった。

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α7S IIIの色再現 (ISO 102,400)

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FX6の色再現 (ISO 102,400) 色がシフトしているという

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α7S IIIの他のサンプル

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FX6の他のサンプル

ホワイトバランスカードを使ってホワイトバランスした場合、フレーム全体を覆わなかった場合、FX6ではエラーが出ることが多かった。

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FX6では画面全体をホワイトカードで覆わないとエラーが出やすいみたいです

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対するα7S IIIはホワイトバランスの標的を簡単に指定可能

α7S IIIとFX6のホワイトバランスをケルビンで全く同じに設定した場合、FX6の色彩は若干マゼンタにシフトしていた。

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一見左のFX6の色彩の方が右のα7S IIIよりも正しい色再現をしているように見える

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しかし、ベクタースコープで確認するとα7S IIIの方が正確でFX6はマゼンタに偏っている

Sonyは今回、FX6の色再現で過去のSonyのプロフェッショナルカメラ(FX9含む)で顕著であったグリーンへのシフトを抑えている。 FX6の画作りは(α7S IIIに比べて)撮って出しで使いやすい画作りだと言える。

ただし、この色再現の違いは簡単に補正できる α7S IIIのColor Phaseを+2にすることでほぼ完璧に色再現は同じになる。

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Color Phaseの調整でα7S IIIとFX6の色彩のマッチングが可能

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Color Phaseを+2にした状態でのα7S IIIの画作りはFX6に限りなく近づく

Geraldさんのテストによるとハイライト ロールオフはα7S IIIの方がFX6よりも優秀だそうです。

※ハイライトロールオフは白飛びしている部分から色乗りする部分までの変化の度合いを指して使われる言葉になります。 一般的にハイライトロールオフが緩やかなほど優秀だと考えられます。

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FX6(右)とα7S III(左)のハイライトロールオフ比較 (1)

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FX6(右)とα7S III(左)のハイライトロールオフ比較 (2)

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α7S III(左)とFX6(右)のカラーマッチングは容易に可能

デュアルネイティブISOと色再現のレビューの総括として、Geraldさんは下記のように述べます。

FX6とα7S IIIは容易に色のマッチングが可能である。 もし私がFX6の優秀なノイズコントロールとα7S IIIの色再現&ハイライトロールオフのどちらかを選択しなければいけない場合、躊躇なくα7S IIIを選択する。

FX6の柔軟なノイズコントロールはベースISOの設定と組み合わせることで、こだわった画作りの追求を可能にします。これはα7S IIIにはない機能でさすがにプロフェッショナル仕様だと思います。

 

一方、(Geraldさんのテスト結果に信憑性があると仮定した場合)α7S IIIと比べてFX6の画質が圧倒的に素晴らしいかというと、一概にそうとも言えないのが現実のようです。

この時代に4Kは画質として充分か?

Newsshooterはこのような意見を提示しています。

他社が6Kや8K、(はたまた12K)で記録できるカメラをリリースしている2020年に最高画質が4Kまでのカメラを発売するという判断は正しいだろうか? 

より高解像度な画質で記録することはポストプロダクションでフレーミングを変えたり、ズームインすることも可能だし、4Kにダウンサンプルする事でより緻密な細部の表現が可能となる。

ただし、冷静に考えて4Kより高精細な画質を必要としている人がどれだけいるのか考える必要もあるかもしれない。大多数の人が消費するコンテンツはHDかUHD(ウルトラハイビション)であり、このトレンドはいますぐに変わるとは思えない。 

いずれFX9とFX6の比較動画等が出回ることになると思うが、6KからダウンサンプルされたFX9の画質がFX6の画質と比べ、目にみえて違いがあるか、興味深いところである。

解像度の話になると必ず議論になる事で、(個人的に)一番意味がないと思っているのは、「特定のカメラで撮影した映像が将来的にも(解像度的に)使用可能か?」というやり取りをする事である。

今のテレビを見るとわかるが、昔の映像、白黒の映像、4:3の比率で撮影された映像が解像度が足りない、という理由で却下されるシナリオは想像し難い。

 

オートフォーカス

FX6はFX9と同じ、次世代センサーチップを搭載しているため、オートフォーカス性能はFS5やFS7などと比べると大幅に性能アップし、高精度な顔認識と瞳検出オートフォーカスを実現します。このオートフォーカス性能はSonyのミラーレスハイブリッドカメラのαシリーズから引き継いだもので間違いありません。

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ファスト ハイブリッド オートフォーカスシステムはα7S IIIと同様、オートフォーカストランジション速度と乗り移り感度を調整可能となっています。また、像面位相差検出AFとのコンビネーションで素早く正確なトラッキングAFを実現しています。 627点の位相差AFセンサーが画面の横幅95%、縦幅94%をカバーします。

Sonyによると、被写界深度の浅いシーンでも正確なオートフォーカスラッキングが可能になっているとのことです。

 

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AFトランジション速度は7段階から選ぶことが可能です。またAF乗り移り感度は5段階まで調整可能です。

 

オートフォーカスは4K/120PやHD/240Pを含む全てのフレームレートで機能します。

 

これらは全てα7S IIIと一緒になります。 あくまでスペック上では…

 

ここでは僕が個人的にオートフォーカスおじさんと呼んでいるPhilip Bloomさんが指摘すα7S IIIとFX6の実際の撮影時の違いを紹介したいと思います。 Philipさんはα7S IIIのタッチ&トラッキングAFがFX6では使えないことにかなり不満だと言っています。

 

タッチフォーカスを試みる様子は上の動画(13:30)からご覧ください。

Philipさんははこう述べています。

オートフォーカスはα7S IIIの便利さを味わったら元に戻る事は不可能かと思われる。 FX6のオートフォーカスでタッチ&トラッキングが使えないのはとても残念な事だ。

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タッチフォーカスを起動するフィリップさん

オートフォーカスモードでタッチフォーカスを起動した後、実際にフォーカスしたいものにタッチしてフォーカスを合わせる事はできるが、トラッキングはしない。トラッキングするためには指で画面をなぞりながらカーソルを移動するしかない。これはかなり不便である。

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タッチフォーカスした後に、指で画面をなぞりながら被写体を追いかけるPhilipさん

こんな不満を言うのは不公平かもしれない、なぜなら丁度1年前にはFX9にオートフォーカスが搭載された事を諸手を挙げてうれしがっていたからである。α7S IIIのオートフォーカスの便利さが、我々の感覚を麻痺させたに違いない。

実際、FX6はフェイストラッキングはしっかりできるので、トラッキング自体は不可能ではないはずなので、残念である。

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フェイストラッキングはしっかり機能します

オートフォーカスに関してはGerald Undoneさんもコメントしていますので紹介いたします。

 

Geraldさんはこう述べます。

(動画 5:05から)FX6ではボディかハンドグリップのボタンを一度押してタッチフォーカスを起動しなければならない。

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画面をタッチするだけではタッチフォーカスは起動できない

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ハンドグリップのボタンを押してタッチフォーカスを起動する

ハンドグリップでタッチフォーカスを起動した場合、既に指がジョイスティックにかかっているので、指で画面をタッチするよりもジョイスティックでフォーカスボックスを動かした方が早い時もある。

(動画 5:25秒から)オートフォーカスはワイドモードに設定した場合、α7S IIIに比べてフォーカスの対象を見誤ることが多い。 α7S IIIならば間違った被写体にフォーカスした時はタッチフォーカスで瞬時に変更可能だが、(前述の理由から)FX6ではそう簡単にもいかない。 

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Faceオンリーモードで実験をしている様子

ただし、Face Onlyモードは素晴らしい。このモードでは画面から顔がフレームアウトしてもフォーカスポイントを背景に移動しないので、フレームイン/フレームアウトが頻繁なシーンに活用できる。 このモードはα7S IIIにはない。

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Faceオンリーモードで顔がフレームアウトしてもフォーカスポイントは移動しない

α7S IIIと一緒でeyeAFは露出オーバー(6ストップ)の状態でも問題なく機能した(比較として、FX9では少しでも露出オーバーだとオートフォーカスが機能しなくなる)

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露出オーバーでも瞳検出AFはしっかり作動する

S&Qモードで撮影した場合、システム周波数によって、オートフォーカス機能が使用可能なフレームレートが決まっている事には言及しておきたい。

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オートフォーカス機能はフレームレートによっては制限がかかります

上の図に書かれている通りならばシステム周波数が24の場合はオートフォーカスは機能しないことになります。 システム周波数を変えるたびにカメラの再起動が必要となります。

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システム周波数を変更するためにカメラを再起動するのは面倒ですね

システム周波数のコンセプトはα7S IIIにはなく、PhilipさんとGeraldさんの言及した点を総合して考えればオートフォーカスに関してはFX6はα7S IIIから一歩後退と言っても良いと思います。

フォームファクター (形状について)

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先代のFS5はEVFが付いてました (評判はあまり良くなかったですが)

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FX6はEVFが省略されました

FX6の形状は先代のFS5と比べて大きさ的にはそこまで変わりはありません。

ただし、一見してわかる通り、今回FX6ではEVFの搭載が見送られました。Sonyの説明によると「あまり沢山のユーザーがEVFを必要としていない」というリサーチ結果のもとにこのような変更が加えられたそうです。

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上の写真で分かる通り、FX6のセンサーはボディのかなり上の位置に配置されています。隣のFX9のセンサー位置と見比べても違いは明らかです。もしこのカメラでリグを組んだ場合に、15mm ロッドからレンズまでの距離が離れることから、マットボックスをどう取り付けるのか、サードパーティー製のアクセサリーがどのような形状になるのか興味深いところです。

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モニターは臨機応変に設置可能

カメラのモニターは3.5インチ、1280×720 LCD タッチスクリーンになります。このLCDモニターはFX9で使われたものと同じものになるため、FX9用のモニタールーペも使い回す事は可能です。撮影意図によって設置場所を自由に変更できる仕様です。

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回転式で取り付け可能なグリップ、ズームサーボも付いてます

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着脱可能なパーツと本体

トップハンドル、マイクホルダー、LCDスクリーン、グリップの着脱可能な部品構成はFS5と似通っています。 モジュラーデザインにする事で、ジンバル装着時など、更に小型化が必要な時には便利そうです。

 

ジンバルに載せた映像サンプル (全編オートフォーカスのみ使用)

映像ディレクターのJames Matthewsさんは元々SonyのFS5を愛用していましたが、今回SonyからFX6のデモ機を渡され使用する機会があったため、簡単なショートフィルムを作っています。ジンバルでの映像を多用し、全編をオートフォーカスのみで撮り切ったという意欲作になります。

James Matthewsさんはこう述べています。

今回はRS2 DJIとZhiyunのCrane 2Sを使用してジンバル撮影したけれども、全くと言っていいほど不便を感じなかった。 

 ↑ZhiyunのCrane 2Sでも簡単に運用可能なようですね

ジンバル撮影時に一点だけ注意するとすれば、大きめのバッテリーは避けないとカメラの後部がジンバルにあたってしまうかもしれない。

レンズはSonyの16-35、Gマスターを使用したけれど、バランスは抜群によかったよ。

今回は新しい試みとして全編をオートフォーカス のみで撮る事にしたけれど、その精度に驚かされた。ドリーインのショットがあって、通常はドリーをしながら被写体に近づく時はフォーカスに迷いが生じるものだけれども、そんな事は全然なかった。 

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(ショートフィルムから抜粋)ドリーインのシーンも迷わないオートフォーカスで撮影

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上の映像にカラーグレードを施したもの

今回、撮影中に雨が降ってきて、FX6を濡らしてしまったけれど、幸いなことに何の問題もなく最後まで撮影を終えることができたよ。

今、FS5を所有しているけれども、FX6は間違いなく購入することになるだろう。

一点だけ、残念だった点があるとすれば、トップハンドルとサイドグリップを取り外してジンバルに載せた場合、外部音声入力の手段が全くなくなることだ。カメラ本体内蔵のマイクでは正直頼りなかったね。

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カメラ本体内蔵マイク(画面中央)の音質は期待しない方が良さそうです

サイズと重量

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FX6の重量890gでFS5より60g重たくなりました。

α7S IIIと比べた場合は276g重たくなります。

寸法は長さが153mm、高さが116mm、横幅が114mmになります。

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FX6のボディの大部分を大きなクーリングシステムが占めています。排気口はカメラオペレーターの逆側に位置しています。Sonyによると、どのような環境でもカメラがオーバーヒートする事はないとのことです。

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FX6の内部骨組みはマグネシウムアロイ構成されており、防塵防滴機構が採用されています。

 

レーバーロック方式のレンズマウントは見送り

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FX9やFS7 M2に採用されているロッキングメカニズム対応(レバーロックタイプ)EマウントはFX6での採用が見送られ、Eマウント ミラーレスカメラ同様、通常のEマウントが採用されています。

レバーロック方式を採用していないという事は重量が重くなりがちなシネマズームレンズ使用時にレンズサポートは必ず必要になる事でしょう。

ボタンレイアウト

FX6の操作ボタンレイアウトは全般的にFX9に似通っていますが、ボティが小さくなっているため、省略されている部分もいくつかあります。

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FX9では音声レベルのコントロールダイヤルが4つ準備されていますが、FX6では2つとなっています。 また、音声入力ソースの切り替えもFX6はメニューからのみ設定可能となっています。

 

タッチスクリーン操作

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FX6の操作メニューはFX9から受け継がれています。メニュー操作はタッチ操作可能ですが、実際の操作性はどうなのでしょうか?

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FX6のメインステータス画面 (タッチ操作で変更できる項目は白い枠のある部分のみ)

メインステータス画面でのLCDのタッチスクリーン操作によって 主に下記の操作が可能になります。

  • システム周波数
  • イメージスキャン 
  • コーデック
  • 記録解像度
  • RAW出力フォーマット
  • シーンファイル

メインステータス画面でホワイトバランス、ISO/ゲイン、ND、シャッタースピード、アイリスの操作はできません。

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k

カメラステータス ウィンドーから下記の操作が可能です。

  • ISO/ゲイン
  • シーンファイル

 

Philip Bloomさんが指摘します。

画面にステータスは表示されるのに、直接タッチして変更可能なパラメータが限られていて操作しづらいという感想を持った。

比較した場合、α7S IIIの操作系の方が断然操作がしやすく秀逸だと感じる。

FX6では10ページに及ぶメニュー画面を前後しながらタッチ変更できる項目を探す事になるため、かなり効率が悪い。 改善の余地があるね。

 

録画解像度、フレームレート、コーデック

FX6は

  • 4K DCIで59.94Pまでを4:2:2 10-ビット XAVC イントラ (クラス 300)で記録可能
  • UHDは120Pまでを4:2:2 10-ビット XAVC イントラ (クラス 300)で記録可能

Philip Bloomさんの指摘では、UHDでの100Pと120P撮影時にはα7S IIIでは可能だったXAVC-SやXAVC-SHでの記録は不可能で、S&QモードのALL-I (イントラ)撮影のみが可能となっています。 つまり、ハイフレームレート(スローモーション)記録時に音声記録は不可能ということになります。

 

詳しいフレームレートとビットレートは下記の通りになります。

 

XAVC イントラ 4:2:2 10ビット (クラス 300)

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XAVC イントラ 4:2:2 10ビット (クラス 100)

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XAVC Long GOP 4:2:0 8ビット 

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XAVC Long GOP 4:2:2 10ビット 

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外部RAW記録

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Shogun 7を使えばSDI経由でProRes RAW 12ビット記録が可能

カメラ内でのRAW記録の特許をREDが握っていることから、REDと技術提携をしているらしいCanonとBlackmagic RAWという、厳密にはRAWコーデックではないとされる特殊なフォーマットを作り出したBlackmagic以外の各社はRAW出力を外部機器で記録するという手法を提供することが多く、FX6も外部でのRAW記録に対応しています。

 

先述しましたが、FX9のように高価なRAW記録ユニット(XDCA-FX9)を接続する必要はなく、Atomos Shogun 7に接続することで12ビット ProRes RAWを記録することが可能となっています。

 

現時点で、α7S IIIでProRes RAW記録した映像は編集時に変更可能なメタデータがほとんど皆無となります。理由は明らかではありませんが、Sonyがそのような設定を施さなかったからだと推測されています。

さすがにFX6はプロフェッショナル用シネマカメラなので、その辺りの設定はしっかりして発売してくれることを願っていますが、今のところ確証をとる事はできていません。

 

記録メディア

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CF Express タイプ Aカードは普及するのでしょうか?

FX9はXQDメディアスロットを装備していましたが、FX6はα7S IIIと同様にCF Express タイプAカードとSDカードの両方に対応するスロットを二つ装備しています。α7S IIIではUHS-II/V60規格のSDカードにXAVC-Sで120P記録が可能でしたが、FX6では120Pを撮影するにはS&QのAII-Iコーデックでの記録となるため、CF Express カードが必須となります。

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CF Express カードの規格は全部で三つあり、タイプAは記録速度が一番遅いとのこと

CF Express規格は2019年初旬に発表されましたが、今まではタイプBカードしか発売されていませんでした。 FX6はα7S IIIに次いで史上2番目のタイプAカードで記録するカメラとなります。CF Express規格の中でタイプAは書き込み速度が一番遅いのですが、それでも理論上では1000MB/秒を実現します。

 

電子制御式バリアブルND

 

先代のFS5で初めて搭載され、FX9にも引き継がれた電子制御式バリアブルNDがFX6にも搭載されています。1枚のクリアーフィルターと、残りの3枚はユーザー側でNDの濃度をプリセット可能となっています。バリアブルNDの濃度は2ストップから7ストップの範囲で設定可能です。

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画期的なオートNDモードを使用することによって、絞り、ISO、シャッタースピードの値を変更することなく露光量を調整することも可能です。(明るさの極端に違うシーンを移動するときなどに便利です)

オートNDモードの状態で絞り値を徐々に変えることで、連続したワンカット内で徐々に被写界深度を変化させることも可能です。(絞り値で生じる露光量の変化はNDフィルター側で自動補正し続けます)

この電子制御式バリアブルNDフィルターは、僕の知っている限りではZcamシリーズのオプションとして提供されている以外はSonyのカメラにしか搭載されていない、まさに専売特許的な機能となっています。ライセンスの問題が特にないのならば、もっと沢山のメーカーがこの機構を採用するべきではないでしょうか?

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Zcam E2シリーズに使える電子制御式バリアブルNDフィルター

ユーザーLUTS

FX9同様にユーザーが作り出したLUTSやシーンファイルを読み込むことが可能となっています。

DaVinci ResolveやRAW ビューアで作った17ポイント、あるいは33ポイントの3D LUTをCUBE形式のファイル(*.cube)として使用できます。

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アナモフィックモード

FX6はアナモフィックモード撮影に対応していません。

現時点でSonyのシネマラインのカメラでアナモフィック撮影に対応しているのは最高級機のVENICEのみとなります。

 

タイムコード/HDMI/SDI

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CanonがC70にタイムコード入出力機能を搭載したことも驚きでしたが、今後、同価格帯のカメラにも徐々にタイムコード入出力機能の搭載はスタンダードとして搭載されていくのかもしれません。

FX6はタイムコード入出力の他に、12G/6G/3G SDI出力とフルサイズHDMI出力を装備しています。

 

 

音声記録

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FX6はシングル カメラオペレーター向けにデザインされていますが、1人での活動時ほど、音声入力の柔軟性が求められてきます。FX6の操作パネル上には2つの音声コントロールダイアルが配備されていますが、実際には4チャンネルの音声入力が可能となっています。 フルサイズXLR音声入力端子はハンドル部分に配置されています。

 

実はPhilipさんやGeraldさんに留まらず、ほとんどのYoutubeレビューアが指摘していることですが、ハンドルのない状態で音声入力端子が全くないのはFX6の大きな欠点の1つと言えるでしょう。 (それでも、タイムコードで外部音声をシンクする事は可能ですが) ジンバルに載せた状態でのインタビューなどは一手間かかる作業になってしまいそうです。

先代のFS5ではコンパクトなボディにも関わらずXLR入力端子が1つ備わっていたので、Sonyはカメラ本体側にXLR端子を装備することの重要さはわかっているはずなのですが…

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FS5の背面にはXLR入力端子が備わっています

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4Ch録音にはこのアダプターをつける???

カメラハンドルに配置された2つのXLR入力端子の他に、カメラハンドルにはMIシューが配置されていて、α7S IIIにも装着可能なXLR-K3M デュアルチャンネルXLRオーディオアダプターを装着することで最大4つのXLR端子からの音声入力に対応しています。 (でも装着するとかなり不格好にはなりそうです)

 

FX6で4チャンネルの音声入力を実現する際には下記の3つのパターンが想定されます。

  • XLR 入力 2チャンネル + MI シュー対応のワイアレス レシーバー (2チャンネル)
  • XLR 入力 2チャンネル + MI シュー対応 XLR入力アダプター (2チャンネル)
  • XLR 入力 2チャンネル + 内部マイクロフォン (2チャンネル)

FX6のボディには無指向性モノラルエレクトレットコンデンサーマイクが内蔵されています。

 

FS5 MK2は継続して販売

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FS5 MK2は継続して販売予定

FS5 MK2はディスコンにならず、継続して販売される模様です。

下の動画で、FS5 MK2オーナーがFX6よりFS5が優れている点を力説しています。 

 

1) XLR端子がボディに装備されているため、トップハンドルなしでの運用でもしっかりと音声入力できる

2) FS5はカメラ内記録でHDスローモーションを最大960Pまで撮影可能(HD 240Pまでが画質的には使用可能範囲、480Pも許容範囲だとのこと)、FX6でもこの機能が引き継がれていればよかった

3) FS5はバッファモードを使ったスローモーション撮影可能、この機能を使うことでバッファが常に撮影を続けるため、重要なシーンを撮り逃すことがない

 

上記に加えて、個人的にはShogun Infernoを使ってProRes RAW で4K/120Pが撮影できたのもFS5の魅力だと思います。 FS5の中古の値段は下がる一方ですが、中古だとFX6の半額以下でも購入可能ですので、予算がない人はα7S IIIと同時に検討しても良いかもしれませんね。

 

FX6の値段と発売時期

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上の写真にある通り、レンズキットが869,000円、ボディのみが726,000円となっています。

実際の価格は税込で上記金額より若干安くなると推測します。

発売開始は12月11日になるそうです。

フジヤカメラSystem5では11/25から予約注文開始しています。

 

FX6 VS FX9

シネマラインの兄弟機として常に比較されることになりそうな両機種ですが、価格は2倍ほどの差があります。

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FX6と比べた場合のFX9の優位点

  • 6K センサー (最上位機種 VENICEと同じセンサー)
  • 4K スーパー35 (クロップ)記録可能 
  • ルフレームクロップ 5K (4K DCI/60p記録)
  • Super 16 モード
  • レバーロックタイプのレンズマウント
  • 2つのSDI出力
  • ゲンロックポート
  • ショルダーマウントにした時により優位な形状
  • XDCA-FX9拡張ユニット対応

FX9と比べた場合のFX6の優位点

  • 超高感度特性を利用したローノイズ映像を低照度環境で実現
  • 4K/120P撮影可能
  • 16ビットRAW出力を拡張ユニットなしで実現、Atomos Shogun7を利用した低価格帯でのRAW記録に対応
  • 小型軽量でジンバル撮影などにも適し、車載撮影などの特機使用時の撮影にも柔軟に対応可能
  • メディアは比較的安価なSDカードにも記録可能
  • ローリングシャッターの歪みが最小限に抑えられている 

FX6 VS α7S III

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α7S IIIとの比較は、PhilipさんやGeraldさん、他のYoutuberも指摘していますが、とても複雑な結果となります。 メニュー画面の分かりやすさでα7S IIIに軍配が上がり、操作ボタンの多さではFX6に軍配が上がります。オートフォーカスのトラッキング機能も実用性はα7S IIIに軍配が上がり、手振れ補正もα7S IIIにしか搭載されていませんが、FX6は代わりに電子制御式バリアブルNDフィルターを搭載しています。 画質的にはほとんど一緒なだけに、販売価格が約2倍弱というと、FX6の機能が約2倍良いかというとそうでもないだけに、購入者の判断は難しいものとなるでしょう。

 

α7S IIIと比べた場合のFX6の優位点

  • 電子制御式バリアブルNDフィルター
  • S-Cinetoneのカラーサイエンス
  • XLR入力端子、SDI出力、タイムコード入出力などのプロ必須の入出力端子搭載
  • シネマカメラのフォームファクター(形状)と操作ボタン配列
  • ISO設定でベースISOと高感度モード(直訳)の設定変更可能
  • ノイズリダクション設定を調整可能
  • カメラ内にカスタムLUTSを読み込み可能
  • オーバーヒートしない排熱機構搭載
  • カメラ内でのDCI 4K記録可能

FX6と比べた場合のα7S IIIの優位点

  • より小型なフォームファクター(形状)
  • より分かりやすいメニュー画面 (操作する人にもよりますが、レビューアがほぼ声を揃えてそう言っています)
  • 5軸手振れ補正機構搭載
  • SDカードに4K/120Pを記録可能、120P記録時に音声記録も同時に可能
  • タッチ&トラックによるLCDスクリーンを利用した被写体のトラッキングが容易に可能
  • EVF搭載
  • FX6の約半額で購入可能
  • 写真撮影可能
  • (トップハンドルを外したFX6と比べて)本体に外部マイクを接続可能 (3.5mmジャック)
  • RAW記録時にAtomos Ninja Vに記録することが可能(より小さく、より安い外部収録可能)
  • 全てのフレームレートでオートフォーカス可能(FX6はフレームレートによって変化)

FX6 VS C70

FX6が最も比較される対象はCanonのC70になりそうです。同価格帯で、エントリーレベルシネマカメラということ、小型軽量にも関わらず、上位機種に負けず劣らずの機能が詰め込まれているという共通点があります。

 

FX6が横長のボックスタイプなのに比べて、C70はDSLRを若干分厚くした形状と両極端のスタイルとなっています。形状に関してはどちらが優位というよりも、単純に好みの問題になりそうです。

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FX6とC70の両機種で共通して優れている点

 

優れたオートフォーカス機能

FX6のオートフォーカスは顔認識に加え瞳検出までできますが、C70のオートフォーカスはかなり深いAIアルゴリズムで顔認識性能を別次元のレベルに引き上げています。オートフォーカスの精度に関しては優越つけがたいところです。

 

4K/120P撮影

コーデックとビットレートは異なりますが、両機種ともカメラ内で4K/120Pを実現しています。

 

カラーサイエンス

通常なら、Canonのカラーサイエンスの優位性を認めるところですが、FX6がVENICEやFX9と統一した色再現を可能とした事で、今回は引き分けと言って良いかと思います。

 

カスタムLUTSの読み込み 

カメラ内にカスタムLUTSを読み込むことで必要としている画作りを想定しながら撮影できるという点は両機種ともに優れていて、外部モニタなしでこれを実現できることで、最小限度の機材構成での撮影が可能となります。

 

タイムコード入出力機能 (他、NDフィルタやXLR入力等のプロ用端子装備)

両機種ともにタイムコード入出力機能を持ち、マルチカメラ撮影や外部音声収録機器等のタイムコードシンクが可能となっています。

 

C70と比べた場合のFX6の優位点

  • ルフレームセンサー
  • フルサイズXLR端子
  • SDI出力端子
  • 超高感度特性とデュアルISOを利用したローノイズ映像を低照度環境で実限
  • RAW出力を外部記録可能 
  • 電子制御式バリアブルNDフィルター (通常のNDに比べAuto NDモードで撮影可能)
  • 120P撮影時に顔検出AFを使用可能 (C70では不可)
  • 120P撮影時にALL-I記録可能 (C70ではLong GOP記録のみ)
  • ローリングシャッターの歪みはほとんど認識不可能なレベル
  • HD/240P記録可能
  • クリアーイメージ ズームを使って最大1.5倍まで被写体に近づける(画質の劣化はないに等しい←by Sony)
  • LDCモニター、ハンドルグリップを取り外し可能→モジュラー方式でリグを組む時などに便利
  • ジャイロスコピックセンサーを利用し、ポストでの手振れ補正可能

FX6と比べた場合のC70の優位点

  • DGO(デュアルゲイン アウトプット)センサーを使った16+ストップの広いダイナミックレンジ
  • トップハンドルを外してもミニXLR端子が本体に配置されていて、ジンバル撮影時等の音声入力に便利
  • EF-EOS R 0.71xマウントアダプターを使用することで、より明るいFストップで撮影可能
  • フォルス カラーモードの表示可能で露出調整がより正確に可能
  • タッチスクリーンによるメニュー操作がより洗練されている
  • タッチによるフォーカストラッキング可能 (FX6は顔へのタッチフォーカスのみ)
  • APS-Cセンサー用レンズも使用可能
  • NDフィルターは10ストップまで補正可能 (FX6は7ストップ)
  • デュアルカードスロットへの記録のバリエーションが豊富 (ALL-I & Long GOP同時記録など)
  • LCDモニタ&グリップ一体型なので、持ち運び時にかさばらない
  • レンズの手ぶれ補正と電子手ぶれ補正を使ったコンビネーションIS対応
  • 4K DCIで120Pまで撮影可能 (FX6は4K DCIでは60Pまで)
  • (クロップされた)スーパー16モードで最大180Pまで撮影可能 
  • 縦撮り対応メニュー表示と縦撮り用三脚穴装備

C70に関するより詳しい情報は下記のリンクでご確認ください


FX6 VS KOMODO

C70よりも価格的に近いのがREDのKOMODOになります。

※輸入した場合、RAID JAPANでは¥660,000、国内代理店(例フジヤカメラ)では¥726,000

こちらはグローバルシャッターを搭載した6Kセンサーということ、またカメラ内部でREDCODE RAW記録を実現するという本格的なハリウッドでの撮影にも力負けしない画質を誇りながらも、ジンバルにも搭載可能な小型なフォームファクターにオートフォーカス機能を搭載するなどワンマンオペレーターにも魅力的な特徴を持っています。

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Komodoと比べた場合のFX6の優位点

  • XLR入出力
  • 電子制御式バリアブルNDフィルター
  • より優れたオートフォーカス機能
  • 超高感度特性とデュアルISOを利用したローノイズ映像を低照度環境で実限
  • ルフレーム センサー
  • UHD 4K/120P撮影可能 (KOMODOはDCI4K/60Pまで、2.7Kで120Pまで)
  • HD/240P撮影時にクロップなしで撮影可能 (REDは大幅なクロップ適用)
  • ジャイロスコピック データを記録することでポストプロダクションで手ぶれ補正可能
  • LCDモニターが本体に固定されていなく、実用的なモニタリング手段として使用可能(REDのモニターは本体上面に固定、メニュー操作をメインに設計されている)
  • クリアーイメージ ズームを使って最大1.5倍まで被写体に近づける
  • デュアルカードスロットで二枚のカードに同時記録可能

FX6と比較したKOMODOの優位性

  • 6Kセンサー & 6K記録
  • 16+ストップのダイナミックレンジ (FX6は15+ストップ)
  • グローバルシャッター
  • カメラ内部でのRAW記録
  • カメラ内部でのProRes記録対応
  • バッテリーを二つ装着可能
  • 2.4Ghz/5Ghz WIfi経由でワイヤレス ライブ プレビュービデオ フィードを転送可能
  • 色補正の柔軟性が高いREDCODE RAWを使用

RED KOMODOに関する詳しい情報は下記のリンクをご参照ください


まとめ

Sony FX6は確実に一定層のワンマン オペレーター/ビデオグラファーの注目を浴びることに成功するでしょう。 おそらく(α7S IIIを含む)どのカメラと比較しても低照度環境での高感度特性の性能は一番優れていると、今の時点では断言できるでしょう。(例外として一部の特殊カメラを除く)  

 

また、小型なボディにフルフレーム センサーを載せ、考えうるほぼ全てのプロ用入出力端子を詰め込んだ点も評価されるべきです。 特に電子制御式バリアブルNDフィルターは、今でもSonyの専売特許的な面があり大きな強みと言えると思います。

 

一方、オートフォーカスや4K/120P撮影、ProRes RAW記録という強みはα7S IIIと共有する特徴であり、ある意味ではα7S IIIの方が機能性(タッチトラッキングAF&メニュー構成)に優れていたり、経済的に安価で済むという側面があります。 FX6をα7S IIIの約2倍弱のお値段を出して購入する場合、その大きな理由はプロフェッショナル入出力端子の充実と完全なる画質のコントロール(ノイズリダクション & ベースISOの切り替え)になり、その機能がが必要なユーザー以外はα7S IIIで十分なのではないでしょうか。

 

価格帯の全く同じC70やKOMODOとの比較はどうでしょうか?  FX6を含んだ3機種の中で一番安いのはC70(税込¥660,000)ですが、EFレンズ用マウントアダプター(税込¥88,000)を追加で購入すると面白いぐらい三機種の価格が拮抗します。

 

この中でKOMODOを選ぶユーザーはC70とFX6のどちらにも魅力を感じないかもしれません。 KOMODOの一番のセールスポイントは、ハリウッドクオリティの画質を低価格のカメラで実現することであり、メインの使用用途は映画制作/MV撮影/CM撮影などの画質第一優先な作品作りとなるでしょう。これらの使用用途を想定するとNDフィルターはマットボックスで、XLR端子は必要なく、外部音声記録か、音声が必要ない収録形態が想定されます。

 

FX6とC70は良くも悪くも小回りのきくソロシューター用のカメラとして機能がてんこ盛りになっています。 高精度なオートフォーカスNDフィルター&XLR端子の実装はカメラマンが手元でたくさんのパラメーターを瞬時に調整できるという利点を持ちます。C70ではオートISO機能を使って、FX6ではオートND機能を使って露出の急な変化にも対応可能です。使用用途としてはCMやMVのハイエンドプロダクションにも対応可能なイベント収録や番組収録カメラになりそうです。 

 

この2台を比べた場合、FX6の方がより大きな作品の振り幅に対応しそうです。 ProRes RAW収録可能でSDIでのモニタリングが可能なため、大きめのプロダクションに比較的すんなり溶け込むことでしょう。 また、高感度特性を活かしてイベント等の夜間収録にも対応しそうです。 一方、C70はFX6ほどの応用力はないものの、MV撮影やイベント収録などに特化して使った場合、DGOセンサーでの高画質とキャノンのカラーサイエンスなどの特徴を活かし、より即座に結果が求められる収録ではFX6よりも能力を発揮するように思われます。

 

上記のような比較をしましたが、この3機種の中でどれを選んでも大きく間違える事はないでしょう。  よく言われる事ですが、「Content is the King」(内容が王様)という事実は間違いなく、どのようなコンテンツを制作するのかが一番重要であり、カメラはその制作過程をアシストする道具に過ぎません。 ここまで道具が進化した事で、クリエイティブでアーティスティックなコンテンツを高いレベルで創り出すハードルは限りなく低くなり、たくさんのクリエイターが真の実力を競う地盤が今まさに整ったのではないかと思います。 

 

もし、この三機種の購入を検討している方がこの記事を読んでらっしゃるなら、コメント欄に皆さんの選択はどのカメラになるのか、そしてその理由は何故なのかを教えていただければ僕自身、とても参考になりますし、異論や提起する点があれば教えていただければありがたく思います。